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【後編】疲れに強い身体を作る、簡単ストレッチ。

肩、背中、胸を元に戻し、呼吸も楽にする上半身のストレッチをスポーツトレーナーの岩田典子さんに聞きました。

撮影・青木和義 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・Peko Kanesaka モデル・くらさわかずえ

【肩甲骨】腕を前に送るのでなく、肩甲骨を前に押し出す意識で。肩こり解消。

床に寝た状態で横に。このほうが脱力した状態で肩甲骨を動かしやすい。肩ではなく、肩甲骨から動かして手の動きがついていく感覚が大切。

1.【基本姿勢A】横向きに寝た姿勢で、ひざを曲げ、手のひらを胸の前で合わせる。

1.【基本姿勢A】横向きに寝た姿勢で、ひざを曲げ、手のひらを胸の前で合わせる。

2.上になったほうの肩甲骨を前方にスライドさせ、手のひらを遠くへ送り出すようにして腕を伸ばす。1、2…

2.上になったほうの肩甲骨を前方にスライドさせ、手のひらを遠くへ送り出すようにして腕を伸ばす。1、2を5回繰り返す。反対側も同様に。

【胸郭】腰を回さずに、背骨上部を少しずつひねり、胸と肩甲骨をストレッチ。

腕を横に開いていき、肩甲骨を内側に引き寄せつつ、胸の筋肉を気持ちよく伸ばしていく。硬い人は行けるところまででOK。無理は禁物。

1.肩甲骨1の基本姿勢Aと同じポーズ。

1.肩甲骨1の基本姿勢Aと同じポーズ。

2.両ひざをつけて床から浮かない(骨盤を回さない)ように注意し、上になっている腕を横に開いていく。

2.両ひざをつけて床から浮かない(骨盤を回さない)ように注意し、上になっている腕を横に開いていく。

3.腕を回すより、肩甲骨を床につけるよう意識する。最終目標は床に手がつくこと。5回。反対側も同様。

3.腕を回すより、肩甲骨を床につけるよう意識する。最終目標は床に手がつくこと。5回。反対側も同様。

【脇腹】肋骨と肋骨の間の筋肉が伸び、必要な酸素を取り込みやすく。

浅い呼吸→肋骨の間の筋肉を使わない→もっと浅い呼吸、の悪循環を断ち切る。息を吐きつつ伸ばし、2で再度息を吸うとさらにストレッチに。

1.【基本姿勢B】あぐらにすわり、片方の手は床、反対の手は上に伸ばす。

1.【基本姿勢B】あぐらにすわり、片方の手は床、反対の手は上に伸ばす。

2.上にした手のほうの脇腹を伸ばして、息を吐きながら横に倒していく。反動をつけずゆっくりじっくりと。…

2.上にした手のほうの脇腹を伸ばして、息を吐きながら横に倒していく。反動をつけずゆっくりじっくりと。2〜3回。反対側も同様に。

【背中】パソコン作業などで丸くなった広背筋に効く。

上にした手のほうの背中の筋肉を動かす。手のひらを内側に回すことでより遠くに伸びる。腰が反り気味で背中が縮こまった人にも効果的。

1.【基本姿勢B】から。または、脇腹の2から続けて行ってもよい。

1.【基本姿勢B】から。または、脇腹の2から続けて行ってもよい。

【後編】疲れに強い身体を作る、簡単ストレッチ。
【後編】疲れに強い身体を作る、簡単ストレッチ。
【後編】疲れに強い身体を作る、簡単ストレッチ。

『クロワッサン』949号より

●岩田典子さん スポーツトレーナー/埼玉・戸田公園「すとれっち塾」、東京・小平「ボディ・リフレッシュ」などでトレーナーとして活動。

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