4つの仕組みに則りながら使いやすい台所を再生する、実践レッスン
台所は種々の道具が集う場所。ゆえに、つい無法地帯になりがちだが……。プロの技術が導く片づけの実録をここに! イラストレーターの大石さちよさんの家の片付けの悩みを整理収納コンサルタントの須藤昌子さんが解決します。
撮影・青木和義 イラストレーション・大石さちよ 構成&文・堀越和幸
4つの片づく仕組み
1.使うか使わないかを決める。
2.使うものの居場所を作る。
3.見渡せるよう使うものを整理する。
4.使うものの収納には空きを作る。
4つの仕組みに則りながら、使いやすい台所を再生する。
背の届かない吊り戸棚は空きを作って物を厳選。
本の類や雑多なもので完全な物置きにするのでは台所収納がもったいない。使うものを厳選、仕分けして、余裕のある配置で使える場所に。
日用品が混在したシンク下を全体が見渡せる食品専用庫に。
腰の高さ、大容量の引き出しは使い勝手がいいから、ついいろいろ放り込みがち。物の高さを揃えて全体が見渡せる食品専用の収納庫に。
奥は空けたままにして、使うものを取り出しやすく。
奥行きのあるL字収納には物を大量に押し込んでいたがほとんどが死蔵品に。奥の余白は捨て、手前だけに使用頻度の高いものを配置。
出しっ放しのやかんや鍋に、帰る場所を作ってあげる。
使わないパン焼き器や大鍋で占拠されていたコンロ下を毎日使うやかんや鍋に解放。導入したラックの手前に配置して、使いやすく。
使う食器だけを置けば、空きが生まれ使いやすく。
カゴを使えば食器をたくさん収納できる。が、棚奥や重ねた下は結局出しにくい。いっそカゴを無しにして、日々使う食器のスペースに。
棚の一番下には仕切りスタンドを入れ、ほかの棚に散乱していた缶詰や水筒を、縦に重ねる収納で保管。
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