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大人のプチ移住&学びでマルタへ! 準備編:ホームステイ先を飛び出した理由

50代からのプチ移住と学びに挑戦中のライター・坪井由美子さんが、地中海の楽園「マルタ共和国」への移住で困ったこと、役立ったこと、嬉しかったことを綴ります。今回はプチ移住の準備編。

文、写真・坪井由美子

地中海に浮かぶマルタ共和国へプチ移住
地中海に浮かぶマルタ共和国へプチ移住

私が日本からドイツに拠点を移したのは30代前半のこと。ドイツを中心に欧州の旅や食文化を主なテーマとして細々とライター活動を続けてきました。山あり谷あり、天国も地獄も経験した約20年。欧州生活の後半は入退院を繰り返しながら死を身近に感じることもありましたが、書くことが支えとなり、とりわけ長年の夢だった本(※)を作ることは救いとなりました。

危機を乗り越えたかに思えた頃、コロナ禍に突入。ハードロックダウンの閉ざされた世界で自分と向き合いながら、「動きたい」という気持ちはどんどん強くなっていきました。

残りの人生、世界の色んな国で暮らしを体験しながら情報発信していきたい……!

ようやく世界が動き始めた2023年の初め、思いきって前に進んでみることにしました。最初のプチ移住先に選んだのはマルタ共和国。準備や住まいのこと、現地の語学学校事情など、失敗談も交えたリアルな体験記をお届けします。

※ドイツの出版社まほろば社から出版した『在欧手抜き料理帖』https://www.mahoroba.de/

カラフルな漁船が浮かぶ漁港マルサシュロック
カラフルな漁船が浮かぶ漁港マルサシュロック

地中海に浮かぶ島国マルタは欧州では人気のリゾート地。マルタ語に加えて英語が公用語なことから、語学留学が盛んです。ポンコツな英語力をなんとかしたいという思いもありましたが、何より冬でも比較的温暖だということに惹かれました。青い空と海に囲まれて暮らせたら、気持ちが明るくなって元気が出そうです(そして実際にそうなりました)。

マルタでの住まいの探し方は?

今回はビザ無しで滞在できる最長の3カ月間、マルタで過ごすことにしました。さて、住まいをどうやって探すかが問題です。選択肢は大きく分けて次の3つ。

1. エージェントや語学学校に依頼する
2. ウェブサイトなどを検索して自力で探す
3. 現地に行ってから不動産屋などで探す

初めての国の場合、多くの人が1の「エージェントや語学学校に依頼する」を選ぶのではないでしょうか。マルタで出会った移住者や留学生のほとんどがそうでした。プロに頼んだ方が確実で楽ですし、何かあった時の安心感があります。
ですが、私はとりあえず自分で探してみることにしました。それでだめだったらエージェントにお願いしよう、と。

語学学校「シュプラッハカフェ」の寮(アパート)
語学学校「シュプラッハカフェ」の寮(アパート)

マルタに短期移住する際の住まいは、語学学校の寮やアパートなどいくつかの選択肢が考えられます。現地の暮らしを体験しながら食文化も学びたかった私は、ホームステイに的を絞って探しました。案の定、個人で下宿先を見つけるのは簡単ではありませんでしたが、とあるサイトの掲示板で条件の良い物件を発見。早速連絡を取ってZoomで面談し、トントン拍子に話が進んでお世話になることが決まりました。

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