気が利かないというのが私の悩みです——林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
【お悩み】
気が利かないというのが私の悩みです。たとえば飲み会の席で空いたお皿を片づけるとか、仕事で上司が必要なものを前もって用意しておくとか、そういうことをさっとできません。周りの役に立ちたい気持ちはあるのですが、人よりペースが遅く、「やってもいいのかな」とためらってしまうんです。おふたりはとても気が利くようにお見受けしますが、「気を利かせるコツ」みたいなものがあれば教えていただきたいです。(40代・研究職)
たいっしー(以下、た) ふなっしーはいかにも気が利きそうだね。いつも人の半歩先を読んでる感じだし。
ふなっしー(以下、ふ) そうなっしかな〜、照れますなっし〜!でも師匠も気遣いの人ですなっし。
た 僕は実家が商売をしてたから、自然と学んだ部分はあったのかもしれない。だけど気を利かせるコツってあらためて考えると、何だろうなあ。
ふ 強いて言うなら、自分がしたいことやしてほしいことは、きっと相手も同じだろうって想像することかもしれないなっし。
た 相手をよく観察して、この人は何をしてほしいのかを想像することも大事かも。ただ、あまりに頑張りすぎちゃうと逆に場がギクシャクするから、少しずつでいいよ。
ふ たとえば、人が何かを探してるそぶりってけっこう分かりやすいなっし。そういう時に「何か探してる?」って声をかけることから始めてみてもいいと思うなっし。
た 職場の人たちと初めてのお店に行ったらトイレの場所を確認しておいて、誰かがトイレを探してたら教えてあげるとかね。
ふ もしくは気が利くと評判の人を観察してみると、何か学べるかもしれないなっし。
た そうやって一つずつ成功体験を重ねていけば、さりげなく気を利かせるようになれるはず。焦らずに頑張ってほしいな。
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
『クロワッサン』1137号より
広告