調理法や盛りつけ、市販品の活用——介護の食をおいしく支える8つのヒント
撮影・青木和義 スタイリング・渡邊美穂 イラストレーション・fukucoco 構成&文・薄葉亜希子
6. 冷凍食品で簡単!“やわらか食”作り
やわらかい料理は時間がかかり手間に思うときも。市販品を賢く使おう。
「冷凍のカット野菜は火を入れてから冷凍されているので、生の野菜を一から調理するよりも手早く仕上がります。トマト缶や豆の水煮、ごぼうの水煮などもあると便利。おかゆを作るのも時間がかかるので、噛む力が極端に弱くなければ、やわらかいご飯でも充分です。炊いたご飯に水をふりかけて電子レンジにかけると、簡単にやわらかくなりますよ」(中村さん)
こうした市販品を使うことは決して手抜きではないと話す中村さん。
「介護者の気持ちにゆとりが生まれることは介護においてとても大切です」
7. ラクを支える市販品を活用
「市販の介護食品はそのまま食べるだけでなく、アレンジして使うこともでき、介護者をラクにしてくれる“応援食品”です」と、中村さん。おすすめはたんぱく質のちょい足しレシピ。
「切った豆腐やはんぺんを加えたり、火にかけて卵でとじたりと自由に調理してみましょう。夏は卵豆腐もいいですね。レトルトの野菜ペーストをあえて一緒につるりといただけます」
本格的な味わいが楽しめる冷凍食タイプも増え、強い味方になりそうだ。
8. 快適な食を叶える、いたわりのカトラリー
手の動きを補助するカトラリーや飲み込みにくさをサポートするコップなど、食べる動作のストレスをやわらげてくれる道具もさまざま。
「スプーンは小さく浅いものが口に入れやすいですね。首と柄を曲げて食べやすい角度に調整できるものや、トング部分にバネがついてラクに動かせる箸も便利です。むせやすい人はノーズカットのコップがおすすめ。縁が鼻に当たらないので上を向かずに飲め、むせの解消につながります」(齋藤さん)
『クロワッサン』1134号より
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