「フォーシーズンズホテル東京大手町」が開業以来初めてリニューアルした“大人のアフタヌーンティー”を満喫
撮影・文 中森りほ
4年連続ミシュランの星に輝くフレンチダイニング「est」のペストリーシェフが監修。
2020年9月の開業以来、繊細で芸術的なアフタヌーンティーでスイーツ好きから高い評価を得てきた「フォーシーズンズホテル東京大手町」。2024年12月26日より新しく生まれ変わったアフタヌーンティーは、4年連続ミシュランの星を獲得しているホテル内のフレンチダイニング「est」のペストリーシェフでもあり、ゴ・エ・ミヨにてベストパティシエ賞を受賞しているミケーレ・アッバテマルコさんが監修しています。
コンセプトは「フランスのスイーツブティックに並ぶデザートのクオリティに負けない、これまでのアフタヌーンティーの枠を超えた本格的なスイーツ」。ティースタンドも一新され、ヨーロッパのアフタヌーンティーの雰囲気さながら、エレガントで品のある装いへと姿を変えています。
ウェルカムドリンクは、酒燗器から注ぐノンアルコールのホットワイン。
新アフタヌーンティーではティースタンドが運ばれてくる前に、ウェルカムドリンクでのおもてなしがあります。2月までは、ドライフルーツ入りのノンアルコールのホットワイン。燗酒を作る際に用いられる酒燗器で温められていて、目の前で出来たてが注がれます。
アート的なフォルムの苺スイーツたち。
モダンでスタイリッシュな印象だった2段のティースタンドも、このたび3段のヨーロピアンなティースタンドへと様変わり。1台ずつ用意されるので、1名でも気兼ねなく利用できます。
まず目を奪われるのが、スタンド中段に並べられたスイーツたち。苺を模した可愛らしい見た目の「苺とルバーブのコンフィチュール、ヨーグルトムース」。甘く香る苺に、ルバーブの華やかな甘酸っぱさとヨーグルトの乳酸が合わさり、洗練された大人の味わいです。
「苺とレモン、ハチミツのシャルロット」は、フランスではピクニックの定番だというシャルロットがベースに。「食べた時にフランスの公園を散歩しているような気持ちになってもらいたい」というミケーレさんの思いが込められています。日本の苺に加え、フレーズ デ ボワというフランス産の野苺が使われていて、繊細なハーモニーが印象的。
下段には焼き菓子3種が並びます。「パウンドケーキ」にはローズマリーと、フリアリエッリと呼ばれる、南イタリアで親しまれている菜花が混ぜ込まれていて、ケークサレのような趣。「プレーンスコーン」には桃のジャム、苺のジャム、クロテッドクリームが添えられています。
スイーツのように愛らしいセイボリー。
スタンドの上段には、スイーツと見違えてしまうくらい可愛らしいセイボリーが並びます。
苺の赤とディルの緑が美しいサンドイッチは、ポークハムと菜花をサンドし、トマトジュレをアクセントに加えた初春らしい一品。グラスに入った「ズワイガニと蕪のブランマンジェ」は、林檎のマリネの甘さと花穂紫蘇の清涼感がなんとも上品な味わいに。
「カリフラワーのババロアと金柑クリームのタルト」も、サフランジュレとストロベリークランチが入っていて、ギミックが利いています。まるでフレンチのミニコースのような完成度に、思わずシャンパーニュを頼みたくなります。
別皿スイーツと出来立てセイボリーのサプライズも。
さらにティースタンドとは別に、スイーツとセイボリーがそれぞれ別皿で振舞われます。出来たての温かなパイ包みは、香草やスパイスをベースに作られたフランス産ベルモットの爽やかな芳香と酸味、春菊のほろ苦さなど、巧みな食材使いが光ります。
ドリンクはコーヒーやティーソムリエが選んだ紅茶、日本茶、ハーブティー各種のほか、季節のティーモクテルなど、90分間好みのものを選べます。
皇居の森や富士山も見渡せるホテルラウンジ。
ホテル39階の「THE LOUNGE(ザ ラウンジ)」は、窓一面に緑豊かな皇居の森が広がり、晴れた日には富士山まで見渡せます。明るく気持ちの良い空間で、旬の苺の魅力を上品に引き立てたアフタヌーンティーを楽しんでみては。
「ウィンターストロベリーアフタヌーンティー」
住所:東京都千代田区大手町1-2-1 フォーシーズンズホテル東京大手町39階 THE LOUNGE
TEL: 03-6810-0655(ダイニング代表)
営業時間・料金:平日11:00~13:00/13:30〜15:30(8,800円)、16:00~18:00(7,800円)、週末・祝日(3部制で全時間帯9,800円)
広告