片付けアドバイザー・石阪京子さんの小さなストレスや不安を払拭したデジタルアイテム。
日常の不便や面倒を解決してくれるおすすめアイテムをご紹介。
撮影・津久井珠美 文・嶌 陽子
「小さなストレスや不安がデジタル化で払拭しました。」
手が塞がっていて玄関の鍵をなかなか開けられない、薬局での薬の受け取りに時間がかかる、家計簿をつけるのが面倒……。こうした些細な日常のモヤモヤを、石阪京子さんはアプリやスマート家電で少しずつ解消してきた。
「不便だと思うことやストレスを感じることがあったら、何か助けてくれるアプリや家電がないかを探してみます。今の時代、本当に多彩なサービスやアイテムがあって、自分の悩みに合うものが何かしら見つかるんですよ」
スマホのアプリで解錠できるスマートロックは工事不要で簡単に取り付け可能。お薬手帳アプリも無料で使える。どれも取り入れるハードルは低いうえ、暮らしを確実に便利にしてくれると石阪さん。
「たとえ一つひとつは小さなストレスでも、積み重なるとかなりのものになりますよね。そのままにせず、ぜひデジタルアイテムの助けを借りることをおすすめします。不便や不安が減り、生活の質がぐっと上がるはずです」
(ドアの開閉)重い荷物を 持っていても自動で解錠。
スマホでドア鍵の開け閉めが行えるスマートロックを導入。専用アプリを入れたスマホを持っていればドアに近づくだけで解錠でき、外出先でも開け閉めや施錠の確認ができる。「重い荷物を持ちながら鍵を探すというストレスから解放されました」
SADIOTLOCK(サディオロック)
工事不要、室内側にある通常の鍵を利用し、玄関ドアの内側に設置。従来の鍵も併用可能。オートロック機能もあり、鍵の締め忘れを防げる。
(親の見守り)冷蔵庫の開閉回数で親を遠隔で見守り。
冷蔵庫を開閉する際の振動を数えることで見守りを行う端末を実家の冷蔵庫に設置。「一人暮らしの父親の様子が離れていてもわかるので、心配が減りました。Wi-Fi環境がなくても使えるし、カメラではないので親のプライバシーを守れる点もお互いに気楽です」
まもりこ
コンセントにつないで冷蔵庫に設置。スマホのアプリで開閉回数がわかり、異変時には通知がくる。利用料月額550円(本体価格別)。
(薬局)処方箋を送信すれば待ち時間短縮に。
スマホで管理できるお薬手帳アプリを愛用中。アプリ上の地図から行きたい薬局を探し、そこに処方箋が送れる。「事前に送信できるので、薬局での待ち時間を短縮できます」。家族分のお薬手帳を一括して管理できるのも便利。
EPARK(イーパーク)お薬手帳
処方箋を事前に薬局に送信できるほか、効能や服作用などの情報登録や飲み合わせチェック、服薬アラームなど、多彩な機能を持つ。
(リラックスタイム)リモコンレスでプロジェクターをすぐ操作。
天井設置型のプロジェクター「アラジン エックス」を使って、大画面で動画やゲームを堪能。専用アプリでスマホをリモコン代わりに使うことができる。「『リモコンどこ?』『リモコン取って』のストレスがなくなりました」
Aladdin(アラジン)
人気のホームプロジェクターシリーズ。どの機種も工事不要で設置できる。「アラジン エックス」は照明とスピーカー機能も搭載。
(家計管理)家計簿いらずで収支を自動計算。
アプリに銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを連携することで収支を自動計上。「全体の収支が一目でわかるのがとても便利。どんぶり勘定だったのが、日々収支を把握することで、より上手にお金を使えるようになりました」
マネーフォワード ME
キャッシュレス決済は自動計上され、現金での買い物はレシート撮影でも入力可能。無料版のほかプレミアム版(月額500円)も。
(掃除)外からワンタッチで部屋をきれいに。
ロボット掃除機「ルンバ」をアプリと連携させてより便利に。「出かける前に汚れが気になった時や急な来客時でも、外出先からスイッチを入れられるので時間や気持ちに余裕ができます。掃除したいエリアの指定や掃除履歴の確認などがアプリでできるのも便利です」
iRobotHome(アイロボットホーム)
対応機種と連携させて使用するアプリ。外出先からでもスイッチを入れられるほか、掃除の週間スケジュール設定や掃除結果の確認も。
『クロワッサン』1115号より
広告