リビングに置いた電子ピアノでショコラさんの世界が広がった【趣味のコーナー実例集】
時間と気持ちに余裕ができた今だからーー。
好きなことに没頭したり、大切なものを眺めたり、生き生きと過ごす「専用の場所」を用意したショコラさんを訪ねました。
好きなことに没頭したり、大切なものを眺めたり、生き生きと過ごす「専用の場所」を用意したショコラさんを訪ねました。
撮影・黒川ひろみ 文・中島茉莉花
“好きな時に弾ける電子ピアノを手に入れて、世界がまた広がりました。”
ショコラさん
昨年、パートをやめたのを機に、自宅で電子ピアノを楽しんでいるというブロガーのショコラさん。
「それまでもピアノが置いてあるスタジオで、時おり弾いていました。でもそれだとなかなか上達しません。家にピアノがあれば、わざわざ出かけなくてもいい。それで購入することにしたんです。ネットで、折り畳み式で安価なものを見つけて」
リビングに入った左手が定位置。
「ジャマにならないので、出したまま。結果、弾く頻度が増えました」
楽譜は昔買ったのを引っ張り出してきたり、ピアノ講師の友人に貸してもらったり。『バイエル』、「タイスの瞑想曲」や、ドラマ“ロンバケ”の「セナのピアノ」……など、弾きたい時に好きな曲を弾いている。
「幼い頃に習ったはずが、譜面を全く読めなくなっていて、カナを振り、弾くというよりなぞるが正しい。その分、楽譜の1段弾けるようになっただけでものすごい達成感。ささやかでも、自分が楽しいと思えれば、それが趣味なんですよね」
手さげバッグ入りで付属品も充実した本格派。
『クロワッサン』1112号より