くらし

フリマアプリを徹底活用して節約しよう。

物価高がまだまだ続きそうな今、お得情報は上手に活用!
All About「フリマアプリ・ネットオークション」ガイドの川崎さちえさんに知っておきたいキーワードを聞いた。
  • イラストレーション・佐々木一澄 文・小沢緑子

フリマアプリを徹底活用。

基本的にモノの価値は購入した日からどんどん下がる、というのは川崎さちえさん。「不用品も眠らせるより、フリマアプリなどで売れば少しでも利益が出るかもしれませんし、今は少額投資もあるので運用に回せば増える可能性も。モノもお金も活用する方向へ変えていくのがいいと思います」

[ “かくれ資産”を探せ。]

「昨年メルカリが日本の家庭に眠る“かくれ資産”(1年以上使用していない不要品)は国民1人あたり平均約53.2万円(※)と発表しましたが、家の中を整理すると意外に売れそうなものが出てくるはず。売りやすいのは本やDVD。私も子ども用に買ったことがありますが、問題集や参考書も取り引きされています」(川崎さん)

川崎さんが最近出品して売れたのは、未使用のルアー4個セット500円、数回使用したルービックキューブ1,800円など。

「昭和レトロのアイテムもまだ人気で、親の家を片づけながら出品しても。売れたら親と一緒においしいものを食べに行く資金などにすれば、やる気も湧いてきます」

[フリマで買い物して得しよう。]

野菜や海鮮をよく買います。訳あり品が多いですが、生産者が直接出品するので新鮮だし値段も安い。しいたけは、3年ほど同じ生産者から6kgを4,000円くらいで箱買いしています」(川崎さん)

また、フリマアプリごとに割引クーポンの配布があり、タイミングよく利用できればよりお得に。

「さらにポイ活も兼ねてメルカリではメルカード、楽天ラクマでは楽天カードで支払っています」

ちなみに川崎さんは売るときはメルカリが主、買うときはメルカリ、楽天ラクマ、Yahoo!フリマの3つを使って探すという。

[売れやすくなる価格の付け方は?]

「まず、出品しようと思うものをフリマアプリ内で検索して、どのくらいの価格で売買されているかをチェック。実際に取り引きが成立したものを参考にすると相場が掴みやすいです」(川崎さん)

販売手数料や送料も考慮を。

「フリマアプリごとに異なりますが、メルカリの場合は販売手数料は10%。送料は基本的に出品者負担なのでそれらを相場から差し引いた額が利益になるはずのもの。軽く小さいものはそうはかかりませんが、サイズが大きいと送料が高くなり、利益がそこまで大きくないことも。それでも売りたい気持ちがあるかで出品するか否かを判断するのがいいと思います」

川崎さちえ

川崎さちえ さん (かわさき・さちえ)

All About「フリマアプリ・ ネットオークション」ガイド

経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝える。著書に『「ゆる副業」のはじめかた メルカリ』など。

※「2023年版 日本の家庭に眠る"かくれ資産"調査」(メルカリ発表・ニッセイ基礎研究所監修による)

『クロワッサン』1111号より

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