くらし

デジタル苦手でも出品できる? 作家の山口恵以子さんと学ぶ、初めてのメルカリ。

家の中が片づくだけでなく、資源の循環にも貢献するメルカリ。作家の山口恵以子さんのメルカリ活用術を参考に。
  • 撮影・青木和義 文・倉石綾子

【Let’s Start!】

(左)山口恵以子さん(右)フリマアプリガイドの川崎さちえさん

1.アプリを入れて アカウントを作成。

メルカリは出品も購入希望者とのやりとりもアプリ上で行うため、初めにアプリのダウンロードを行う。

川崎さんいわく、「これに手間取る人が多い」。

ダウンロードするためのアカウントIDとパスワードを用意しておくとスムーズだ。ダウンロードできたらメールアドレスなどを使ってメルカリアカウントを作成。身近にメルカリユーザーがいるなら招待コードをもらうとお得。

2.季節に合わせたアイテムを選定。

まずは出品アイテムの選定を。メルカリには出品禁止アイテムが定められているので、あらかじめ目を通しておく。

今回の山口さんの出品アイテムは古典柄の付け下げに、帯、草履、帯留めといった和装小物、アクセサリーをいろいろ。季節に合うもの、もしくは季節を少しだけ先取りする商品を出品するとより売れやすくなる。

出品アイテムをわざわざクリーニングに出す必要はないけれど、汚れやシワをきれいにしておくと好感度アップ。

3.商品画像で特徴をアピール。

商品画像は正方形で表示されるのでスマホカメラの「スクエア」設定で撮影する(1)。

商品の特徴がひと目でわかる撮り方を心がけ、全体を収めた引きの画像と別に、見せたい柄やディテールを寄りの画像で押さえておく。また、比較対象となるものを並べておくとサイズ感が伝わりやすい(2)。

購入検討者から質問の多い素材感は、商品説明以外に寄りの画像もつけると親切(3)。

正方形に収まらない商品は、斜めに置いて動きをつけると効果的(4)。

4.商品情報は丁寧、かつ正直に。

商品情報欄は見やすく、わかりやすく、丁寧にをポイントに。出品アイテムのブランドや商品名、色やサイズ、使用状況、商品の状態を具体的に入力する。念のため、中古品であると明記して。

商品の特徴はもちろん、傷や汚れなど都合の悪い情報も明らかにしておくのが鉄則。購入後のトラブル回避になる。

値付けはSOLDタグを参考に。設定した商品価格から販売手数料として10%、メルカリ便利用の場合、さらに送料が引かれる仕組み。

5.梱包は破損対策と水濡れ対策を。

購入通知がきたら発送の準備。初めに水濡れ対策のビニール袋に入れる。着物や洋服などを送る際は、クリーニングのビニール袋の再利用がおすすめ(2)。

ビニール袋に入れたら、商品が破損しないよう注意して配送用の紙袋や段ボールに入れる(3)。

専用の資材(1)がコンビニで手に入るが、ほかで代用可能。外箱の大きさで送料が決まるため、なるべくコンパクトに(4)。

コンビニなどに持ち込み、アプリの取引画面の2次元コード(6)から発送伝票を発行して発送(7)。

「アナログ人間なのでスマホやアプリの操作は苦手」という山口恵以子さん。フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえさんが、メルカリ初出品をナビゲートすることに。撮影当日、まずはアプリのダウンロードとアカウント作成からスタート。

「アプリのダウンロードにパスワードが必要って。これは何かしら?」(山口)

「iPhoneの場合、アップルIDでサインインしていないと、IDとパスワードが求められます。パスワードを覚えていなくて、ここで手間取る方が多いんですよ」(川崎)

初めて目にするメルカリアプリで山口さんは「メルペイ」に注目する。

「『メルペイ』はスマホ決済システムで、メルカリの売上金もメルペイを通じて全国のコンビニやドラッグストアなどで使用できるんですよ」

次に出品アイテムを選定、SOLDのタグを参考に値付けを行う。

「儲け目的でないし、送料だけいただければそれでいいんですが……」

「いいものであればそれなりの値段がいいですね。安過ぎるとものが悪いと思われ、売れづらくなります」

登録後、数分でアプリの通知。「いいね」は注目の目印。

商品画像と情報を登録したら、山口さんのスマホからすかさず通知音が。

「4人の方がアクセサリーに『いいね』をしてくれています!」(山口)

「『いいね』は買い手が気になる商品をリスティングする機能で、値下げや他ユーザーからのコメントが『いいね』した全員に通知されるんです」(川崎)

さらにその数分後、新たな通知音。アプリをチェックすると、今度はなんと「SOLD」の表示!

「この後はどうしましょう?」

「商品を梱包してコンビニに持ち込んで発送しましょう!」

アプリの取引画面で発送場所を選び、配送用の2次元コードを表示して荷物とともに店員へ託す。取引画面で発送通知ボタンを押したら完了。「アプリが全プロセスを誘導してくれるので、想像していたより簡単」と山口さん。

「これを機にじゃんじゃん出品しようと思います!」

感動しました!初メルカリ体験記。

文・山口恵以子

以前、衝動買いしたが着る気になれない未使用のワンピースをリサイクルショップへ持ち込んだところ、三枚で五十円だった。おまけにやたら書類を書かされた。

それに懲りて、用済みの衣類はすべて廃棄処分にしていた。私はメディア露出は基本的に和服なので、主にネットで買っている。一通り披露したら後は使えないが、新品を買うには場所が要る。今、和服は売れないので、涙を呑んで捨てるしかない。

悩んでいたところへ今回、メルカリの体験企画が舞い込んだ。

出品はアクセサリー類を主体に、和服は一枚にした。すると、ブローチとイヤリングのセットは出品から十八分で売れ、難しいといわれた和服も五日後に売れた!

私、感動しました。これでもう、せっかく買った和服を捨てなくて済む。

メルカリの思想は「共有クローゼット」。私が気に入った品を、誰かに使っていただけたら、こんな嬉しいことはない。

山口恵以子

山口恵以子 さん (やまぐち・えいこ)

作家

東京生まれ。『月下上海』で松本清張賞受賞。「食堂のおばちゃん」「婚活食堂」シリーズでおなじみ。近著に『ゆうれい居酒屋』(文春文庫)。

川崎さちえ

川崎さちえ さん (かわさき・さちえ)

フリマアプリガイド

ネットオークション歴18年、フリマアプリ歴8年という達人。情報サイト「オールアバウト」などで、実践的なハウツーを紹介している。

『クロワッサン』1075号より

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