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花盛りの大名庭園を巡る、駒込〜小石川、植物の散歩道。

緑豊かな植物園や公園を訪ね、ランチやお茶を楽しむ。のんびり植物を巡る散歩はさながら大人の遠足。
東京のおすすめルートを紹介します。

撮影&イラストレーション・黒川ひろみ 文・長谷川未緒、松本あかね 取材協力・東京都公園協会 川瀬康子

駒込〜小石川 ルート

花盛りの大名庭園を巡る、駒込〜小石川、植物の散歩道。

花盛りの大名庭園を巡って。

江戸の二大庭園といえば六義園と小石川後楽園。前者は和歌、後者は中国趣味を感じられる存在。大名たちが憧れた王朝文化と中国文化に触れられる。2園間の移動には文京区コミュニティバス「B(び)ーぐる」が便利。

六義園(りくぎえん)

明るく優美な「和歌の庭」。築山のつつじも今が盛り。

園内で最も高い標高35mの築山「藤代峠」に咲くつつじも見頃を迎える。頂上からの眺望も見事。
園内で最も高い標高35mの築山「藤代峠」に咲くつつじも見頃を迎える。頂上からの眺望も見事。

五代将軍綱吉の側用人、柳澤吉保が7年の歳月をかけ造園。古の歌人が詠んだ景観などが八十八境として映し出されている。境のしるしの石柱も一部残り、それを読めば歌の景色が目前に立ち上がってくるよう。

滝から流れる渓流の水音も爽やかな「滝見茶屋」。
滝から流れる渓流の水音も爽やかな「滝見茶屋」。

●東京都文京区本駒込6・16・3
TEL.03・3941・2222 
営業時間:9時〜17時(入園は16時30分まで) 
休日:12月29日〜1月1日 一般300円

東洋文庫

約100万冊の蔵書を誇る、東洋の叡智に触れられる図書館。

三菱第3代当主、岩崎久彌が設立したアジア諸地域の古文献を収蔵する図書館。ライブラリは一般に開放されており、ミュージアムでは企画展を開催。中庭に面したカフェでは小岩井農場の食材を使った食事を楽しめる。

カフェへの通路。右側の壁に東洋の名言が各言語で記されている。
カフェへの通路。右側の壁に東洋の名言が各言語で記されている。

ライブラリの大本棚は圧巻。

花盛りの大名庭園を巡る、駒込〜小石川、植物の散歩道。
カフェでは1日10食限定ランチ「マリーアントワネット」(2,200円)が人気。同館所蔵のアントワ ネットが所有していた『イエズス 会士書簡集』を模して作られた漆 のお重入り。
カフェでは1日10食限定ランチ「マリーアントワネット」(2,200円)が人気。同館所蔵のアントワ ネットが所有していた『イエズス 会士書簡集』を模して作られた漆 のお重入り。

●東京都文京区本駒込2・28・21 

ライブラリ:
TEL.03・3942・0122 
営業時間:9時30分〜16時30分 
休日:日祝日・火曜、12月26日〜1月5日 

ミュージアム:
TEL.03・3942・0280 
営業時間:10時〜17時(入館は16時30分まで) 
休日:火曜(火曜が祝日の場合は翌平日)、展示替え期間 一般900円 

オリエント・カフェ:
TEL.03・3942・0400 
営業時間:11時30分〜21時 
休日:火曜(火曜が祝日の場合は翌平日)、ミュージアム休館日

小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)

大名屋敷の栄華を今に伝える、光圀公の理想を具現化した庭園。

明の儒学者、朱舜水が設計した円月橋。水に映るアーチが満月のように見えることから命名。
明の儒学者、朱舜水が設計した円月橋。水に映るアーチが満月のように見えることから命名。

かつて大名屋敷の敷地に競って造られたという広大な大名庭園。儒学をよくした徳川光圀公による本園は、日本と中国の景勝地を取り入れた江戸時代のテーマパーク。お堂や橋など歴史ある建造物が残り、見所もたくさん。

園内には梅林、藤棚、花菖蒲田と和の花園の一角が。
園内には梅林、藤棚、花菖蒲田と和の花園の一角が。
お休み処『涵徳亭(かんとくてい)』で季節の和菓子とお抹茶(850円)で一服。手ぬぐい(1,230円。右は六義園で販売)などオリジナルグッズも。
お休み処『涵徳亭(かんとくてい)』で季節の和菓子とお抹茶(850円)で一服。手ぬぐい(1,230円。右は六義園で販売)などオリジナルグッズも。

●東京都文京区後楽1・6・6 
TEL.03・3811・3015 
営業時間:9時〜17時(入園は16時30分まで) 
休日:12月29日〜1月1日 一般300円

『クロワッサン』1092号より

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