【私のとっておき編】くいしんぼうの「簡単でおいしい」4つのレシピ。
でも、ちょっと気の利いたレシピが知りたい……
そんなときには、おいしいもの好きに聞くのが何より早道!
構成&文・中條裕子
小林キユウさんのストウブ鍋で作る燻製
自宅でも意外と本格的な燻製ができるので、ぜひ挑戦してみては。
鶏胸肉は水気をよく拭き、塩とおろしにんにくをすり込む。
ペーパータオルで包み、ラップをかけて冷蔵室で2~3日、味をなじませる。
蓋がしっかり閉まる厚手鍋の底にアルミホイルを敷き、スモークチップひと握りを散らす。
足付き蒸し網を入れて鶏肉をのせ、蓋をして中火で30分ほど加熱。
肉は1~2時間前に冷蔵室から出して室温に戻し、表面の水気はしっかり拭くこと。水気が残っていたり、冷えていると加熱時間が長くなるので注意。
加熱時間は肉の厚さなどで変わるのであくまで目安です。おいしそうな色がつくまで燻製を。
加熱を終えたらすぐに食べられますが、半日くらい蓋をしたまま鍋の中に入れておくと、よりスモーキーになっておいしい。
赤澤かおりさんの残りものグラタン
実は残りもの、なのにいつも喜ばれるうちの定番メニュー。
残ったミートソース、作りすぎたハンバーグ、キノコ類を炒めたもの、カレー、おでん、冷蔵庫の隅にあったしおれたじゃがいもなど、私はなんでもグラタンにして冷蔵庫の掃除をします。トマトとベシャメルの2種ソースを重ねるバージョンにすることもあれば、生クリームをただ回しかけてチーズをちらすだけ、くらいのときも。
三東サイさんの水餃子
手作りのモチモチの皮と自家製タレで一味違う餃子に。
頼まれると、強力粉を水と塩で練ったものと、タネを持って友人宅に行きます。みんなでワイワイしながら皮を伸ばして包んで食べる時間は楽しいものです。タレは、ココナッツファインと唐辛子、山椒を「ミルサー」で挽いて、それを醤油に漬け込みます。
三東サイさんの米粉のパウンドケーキ
アンチョビ、ドライトマトやオリーブを入れておかずパンにも。
玄米と押し麦を「ミルサー」などで挽いた粉150g、オイル大さじ2、豆乳大さじ2、卵2個、ベーキングパウダー小さじ2、砂糖類40g相当を混ぜ合わせ、オーブンシートを敷いたダッチオーブンに流してグリルで焼く。ナッツをたくさん入れるとおいしくて食べすぎてしまうのが難点です。
『クロワッサン』1091号より
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