くらし

京都では、早起きしてこだわりの朝食を堪能する。

丁寧に作られた和食やお粥、洋食、異国料理……。
朝から営業している魅力的な店が多い京都の一日は、おいしい朝ごはんを食べることから始めたい。
  • 文・野村美丘(photopicnic)

|  東山 |喫茶喜心(きっさきしん)kyoto

さりげなく和の素材を盛り込んだ「喜心の洋朝食」2,400円。

京都屈指の和朝食の名店が洋の朝食でもてなす新店舗。

土鍋ご飯や汁物がいただける『朝食喜心kyoto』が昨年新たにオープンした喫茶。看板メニュー「喜心の洋朝食」は、聖護院かぶの出汁仕立てのオムレツや自家製糀パン、京白味噌仕立ての季節のスープなどが楽しめる。

●京都市東山区妙法院前側町427・18 
TEL.090・9958・0615 
営業時間:7時30分~16時 火・水曜休 
週替わりのサンドイッチやスイーツもあり。

| 東山|丹(たん)

自然農法による丹後の食材を堪能できる「丹の朝食」2,750円。

京丹後産の食材で丁寧に作る、シンプルで上質な和朝食。

店名は、「丹」という文字のもつ〝小さな真心〞の意味と、京丹後で育まれた本当にいいものを紹介したいという思いから。朝食は、ご飯と味噌汁に、蒸し野菜、和え物、へしこの炭焼き、自家製漬物、特別濃厚卵などが並ぶ。

●京都市東山区五軒町106・13 三条通り白川橋下ル東側 
TEL.075・533・7744 
営業時間:朝食8時~・9時~(2部制)、昼食12時~14時30分、夕食18時~22時 月曜休(祝日の場合は翌火曜休)

|  南禅寺 |瓢亭別館(ひょうていべっかん)

月替わりの八寸(名物の瓢亭玉子、季節の取肴)、三段重(和え物、蒸し物、炊き合わせ)、椀物、粥による「朝がゆ」5,445円。

世界的に有名な老舗料亭による滋味深く、体に優しい朝粥。

南禅寺境内の茶屋として始まった同店の不易流行の「朝がゆ」は、梅湯、八寸と三段重、椀物、お粥が順に供される。「450年余の歴史を感じるしつらえ、料理、出汁の香りが、特別な時間にしてくれます」(ライフスタイルコーディネーター、パフューマー山藤陽子さん)

●京都市左京区南禅寺草川町35
TEL.075・771・4116
「朝がゆ」8時~11時(10時LO)、「松花堂弁当」12時~16時(14時30分LO) 木曜休

|清水五条|汽(き)

鮮やかな「スモークチキンシングルプレート」は、炭を練り込んだピタパン付き。1,500円。

20食限定。予約必須のレバノン・モーニング。

フレンチ出身のシェフが手掛けるレバノン料理のカジュアルレストラン。モーニングメニューは、薪の残り火でじっくり燻したスモークチキンや、ひよこ豆とそら豆の2種をベースにスパイスとハーブを利かせたファラフェルなど。燻香のあるカヌレも人気。

●京都市下京区都市町149
TEL.075・585・4224
営業時間:8時~9時45分、11時~14時45分 水曜休
ランチはテイクアウトも可能。

『クロワッサン』1089号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間