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あまりがちな冬野菜は展開を考えて料理する。【上田淳子さんのフーロドス防止策】

食品を使い切れずに〝捨てる〟ことがなくなるよう、フードロス防止策を上田淳子さんに教えてもらった。

撮影・青木和義 文・斎藤理子

あまりがちな冬野菜は展開を考えて料理する。

白菜やキャベツなど、サイズが大きい野菜は、余らせないためにも4分の1にカットされたものを購入。

「最初に調理する際に、薄味でシンプルな料理にすると、次の日に味を変えて食べ切りやすくなります」

白菜で6食分のポトフをまず作り、2食はその日のうちに、翌日はシチューに、翌々日はカレーにするといった具合。今回は、シンプルな白菜鍋を作って、それをエスニック風に展開する方法を、上田さんに教えてもらった。

定番の 「白菜と豚肉の シンプル鍋」。

あまりがちな冬野菜は展開を考えて料理する。【上田淳子さんのフーロドス防止策】

最初に作る鍋は、その後展開しやすいように味をつけずポン酢で食べる。

【材料(3〜4人分)】
白菜 1/4個
豚バラ肉 300g
ポン酢 適量

【作り方】
1.白菜はざく切りにし、豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。
2.深さのある鍋に1と水適量を入れて蒸し煮する。
3.白菜が柔らかくなり豚バラ肉に火が通ったら完成。ポン酢をつけて食べる。

春雨入りの「白菜のエスニック風スープ」。

あまりがちな冬野菜は展開を考えて料理する。【上田淳子さんのフーロドス防止策】

春雨、生姜、ごま油を加えてエスニック風に。好みでキノコ類やラー油を加えても。

【材料(2人分)】
白菜と豚肉のシンプル鍋の残り
春雨 20〜30g
おろし生姜・ごま油・醤油または塩 各適量

【作り方】
1.白菜と豚肉のシンプル鍋の残りに春雨、おろし生姜、醤油または塩を加えて煮込む。
2.春雨が柔らかくなったらごま油を回しかけて完成。

  • 上田淳子

    上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

    料理研究家

    日々のごはんから本格フレンチまで幅広いレシピが人気。近著『今あるフライパンで最高の味』(主婦の友社)など、著書多数。

『クロワッサン』1083号より

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