調理はこれ一つ、そのままテーブルへ。ホットプレートで作るみないきぬこさんの4つのレシピ。
手間と洗い物が圧倒的に少なくなり、本格的な料理が驚くほど簡単にできあがります。
撮影・青木和義 スタイリング・荻野玲子 文・黒澤 彩 構成・堀越和幸 撮影協力・UTUWA
チーズ蒸しおでん
煮込み→仕上げ→再加熱までその場で。
チーズを好きなだけたっぷり加えて、フォンデュのように楽しむ洋風おでん。ホットプレートなら冷めても席を立たずに温め直せる。
【材料(2〜3人分)】
大根 200g
キャベツ 1/8個(160〜200g)
手羽中 6本
ゆで卵 2〜3個
好みの練り物 適量
塩 少々
つゆ[だし汁 150ml、しょうゆ 小さじ1、みりん 小さじ1/2]
ピザ用チーズ 120g
【作り方】
1.大根は皮をむき、5cm長さの太めの棒状に切る。耐熱容器に入れ、大根の半分ほどが浸かるように水を½カップほど加える。ラップをして電子レンジ(600W)で6分加熱する。粗熱が取れたらザルにあげる。
2.鍋に湯を沸かし、練り物を加えて一煮立ちさせて油抜きする(省いてもよい)。
3.手羽中は皮に切り込みを入れ、塩をもみ込む。キャベツは芯をつけたまま半分に切る。
4.ホットプレートをMED〜HIにして手羽中を入れ、両面焼き色をつける。キャベツも途中で加え、切り口を焼く。
5.つゆを加え、1、2、ゆで卵を入れて蓋をし、10分ほど煮る。
6.チーズを入れて蓋をし、さらに3〜4分煮る。
彩りアンチョビパスタ
茹で汁を含ませるので湯切りいらず!
茹で汁がそのままソースにもなり、麺に味がしっかり染み込む魔法的パスタ。時短、手軽なのはもちろん、洗い物の少なさに感涙。
【材料(2人分)】
パスタ(1.4mm/5分茹で)160g
A[オリーブオイル 大さじ2、赤唐辛子(小口切り)少々、にんにくすりおろし 小さじ1]
アンチョビ 30g
トマト 大1個(200g)
いんげん 60g
黄パプリカ 1/2個
ブラックオリーブ 8〜10個
塩 少々
【作り方】
1.アンチョビは粗みじんに刻む。トマトは2cm角に切る。いんげんは3等分に切る。パプリカは細切りにする。
2.ホットプレートにAを入れて温度をLOW〜MEDにする。ふつふつして香りが立ってきたらアンチョビ、トマトを加えて炒める。
3.全体がなじんだら水1カップを加え、沸騰したらパスタを加えて蓋をし、3分煮る。
4.軽くほぐし、いんげん、パプリカ、オリーブを加え、蓋をしてさらに3分煮る。
5.蓋を取り、余分な水分を飛ばしながら混ぜ、塩で味を調える。
豚肉と白菜の中華風煮込み
漬け汁ごとさっと蒸し煮で味が決まる。
肉に調味料をもみ込んで味付けは完成。加熱面積が広いので、肉にも野菜にもあっという間に火が通る。
【材料(2〜3人分)】
豚焼肉用 200〜250g
A[紹興酒(または酒)大さじ2、オイスターソース 大さじ1、みそ 大さじ1〜1と1/2、砂糖 小さじ1、にんにく・しょうがすりおろし 各小さじ1]
白菜 3枚(250g前後)
にら 50g
豆もやし 100g
赤パプリカ 1/2個
ごま油・白すりごま 各適量
【作り方】
1.ボウルにAを合わせ、豚肉をもみ込む。白菜は一口大に切り、にらは5cm長さに切る。もやしはさっと洗う。赤パプリカは千切りにする。
2.ホットプレートに野菜を敷き詰め、豚肉を漬け汁ごと広げる。
3.蓋をして温度をMED〜HIにし、4〜5分蒸す。MEDにし、さらに5分蒸す。
4.蓋を取り、ごま油を回しかけ、白すりごまを振る。
豪華アクアパッツァ
コツは彩りよくきれいに並べることだけ!
凝って見えるメニューも実は魚介類をマリネして盛るだけ。2色トマトで鮮やかにすれば、ご馳走感UP。
【材料(2〜3人分)】
鯛切り身 1〜2切れ
あさり(砂抜き済み)100g
殻付きえび 8尾
いか(輪切り)小1杯
A[オリーブオイル 大さじ1、白ワイン 大さじ3、タイム(あれば)3〜4本、にんにく(薄切り)1かけ、塩・粗びきこしょう 各少々]
ブロックベーコン 60g
ソーセージ 4本
ミニトマト10個
長ねぎ 1本
セロリ 1本
【作り方】
1.鯛はひと口大に切る。えびは背ワタを取る。
2.ボウルにAを合わせ、1、あさり、いかを入れてさっくり和える。
3.ベーコンは1.5cm幅に切る。ミニトマトはヘタを取ってよく洗う。長ねぎは3cm長さに切る。セロリは斜め薄切りにする。
4.ホットプレートに2、3、ソーセージを入れ、MED〜HIにする。蓋をして10分ほど蒸す。
5.蓋を取り、オリーブオイル、塩、粗びきこしょう(全て分量外)を回しかける。
【おすすめのホットプレート】
『クロワッサン』1078号より