材料を入れて時間設定すればほぼ完了! 電気圧力鍋で作るみないきぬこさんの4つのレシピ。
手間と洗い物が圧倒的に少なくなり、本格的な料理が驚くほど簡単にできあがります。
撮影・青木和義 スタイリング・荻野玲子 文・黒澤 彩 構成・堀越和幸 撮影協力・UTUWA
材料を入れて時間設定すれば、ほぼ終了!
たことじゃがいものトマト煮込み
放っておくだけなのに煮崩れ知らず。
火を通すと固くなりやすいたこが、加圧することで大きなまま柔らかく。ホクホクのじゃがいもと一緒に。
【材料(2〜3人分)】
ゆでたこの足 3本(300g)
じゃがいも(メークイン)2個(250g前後)
玉ねぎ 1/2個
にんにく(薄切り)1かけ
オリーブオイル 大さじ1
A[カットタイプのトマト缶 1/2缶(200g)、コンソメ顆粒 小さじ1、はちみつ 小さじ1、塩 小さじ1/3]
塩・こしょう 各少々
イタリアンパセリ 適宜
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき、縦半分に切る。玉ねぎは薄切りにする。
2.内鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて鍋モードの強火にし、炒める。香りが立ったら玉ねぎ、じゃがいもを加えて炒める。
3.しんなりしたら鍋モードを止め、たこ、水1/4カップとAを合わせたものを加え、蓋をして15分圧力調理する。
4.終わったら蓋を開け、鍋モードの強火にし、5分ほど煮詰めてから、塩、こしょうで味を調える。器に盛り、好みでイタリアンパセリを添える。
丸ごとキャベツのミルフィーユ
重ねて丸ごとポン。包まないからラク。
簡単なのにミルフィーユ状の切り口が美しい一皿。クリームは加圧せず、鍋モードに切り替えて加えよう。
【材料(作りやすい分量)】
キャベツの葉 5枚(300g前後)
小麦粉 適量
鶏ひき肉 300g
A[にんにくすりおろし 小さじ1/2、酒・水・片栗粉 各大さじ1と1/2、塩 小さじ1/2、こしょう 少々]
B[コンソメ顆粒 小さじ1、塩・こしょう 各少々]
ローリエ(あれば)1枚
生クリーム 1/4カップ
粒マスタード 適宜
【作り方】
1.ボウルにひき肉、Aを入れてよく混ぜる。
2.キャベツの内側に小麦粉を振り、1を4等分にして塗り、小麦粉を振る。これを重ねて層にし、最後に丸く包む。
3.内鍋に2の包み口を下にして入れ、1カップの水で溶いたBを回しかける。あればローリエをのせる。
4.蓋をして3分圧力調理する。
5.終わったら蓋を開け、粗熱を取って切り分ける。鍋モードの強火にし、スープに生クリームを加えて一煮立ちさせる。ミルフィーユにかけ、好みで粒マスタードを添える。
茹で豚(ポッサム)
塩漬けの時間をかけずとも旨みが凝縮。
肉を加圧調理するあいだに野菜とタレを用意すれば、ご馳走が完成。茹でたスープを汁物にアレンジしても。
【材料(作りやすい分量)】
豚バラブロック・豚肩ロースブロック 各400g前後
塩 小さじ2
長ねぎの青い部分 1本分
みそダレ[みそ 大さじ2、みりん 大さじ1、コチュジャン・ごま油・酢 各大さじ1/2を全て混ぜ合わせる]
長ねぎの塩ダレ[長ねぎみじん切り 1/2本分(50g)、塩・粗びきこしょう 各少々、砂糖 小さじ1/2、サラダ油 大さじ2を全て混ぜ合わせる]
付け合わせ[サンチュ・かいわれ菜・きゅうり・にんじん(共に千切り)・白髪ねぎ・キムチなど 各適量]
【作り方】
1.豚肉は塩をもみ込む。
2.内鍋に1、水2カップ、ねぎの青い部分を入れて蓋をし、20分圧力調理する。
3.ピンが下がったら蓋を開け、そのまま粗熱を取る。
4.取り出して食べやすく切り分け、サンチュなど付け合わせの野菜と一緒にくるみ、好みのタレでいただく。
炊き込みツナおこわ
浸水も蒸し時間も鍋におまかせでOK。
普通の米ともち米を半々に混ぜて軽めの食感に。浸水させたり蒸す手間もなく、プロ級の炊き上がり。
【材料(作りやすい分量)】
もち米・米 各1合
A[中華スープの素 小さじ1、オイスターソース・しょうゆ 各大さじ1/2]
にんじん 1/2本(70g)
まいたけ 50g
ツナ缶(オイル漬け) 小1缶
しょうが(千切り)5g
ごま油 大さじ1
塩少々、細ねぎ(小口切り)適量
【作り方】
1.米は洗ってザルにあげる。もち米も2〜3回さっと洗って米と一緒にザルにあげる。水気をしっかりと切り、内鍋に入れ、水350mlとAを加えて軽く混ぜる。
2.にんじんは5mm角に切り、まいたけは粗みじんに刻む。
3.1にツナを汁ごとと、2、しょうがを入れて蓋をし、5分圧力調理する。
4.終わったら蓋を開け、ごま油を回しかけて全体を混ぜる。塩で味を調え、器に盛り、細ねぎをのせる。
【おすすめの電気圧力鍋】
『クロワッサン』1078号より
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