平松洋子さんが普段の暮らしで愛用しているものには、共通点がある。
「機能に無駄がなく、着実に最短で目的を果たす、を基準に選んでいます」
朝食の際にパンを焼くトースターやご飯を炊く土鍋、料理後にフライパンの汚れを落とすたわし。台所仕事に使う道具は、形も限界までシンプルなものばかりが長く残ってきた。気に入ったら、同じ型を買い足すことも。たとえば、土鍋は娘の独立などを機に今までの3合から1合炊きへ。
「暮らし方は年齢とともに変わっていくので、台所道具はサイズダウンさせたり、その都度対応させていくと料理をするにも負担が少なくなります」