くらし

洗面所&玄関、片付けて隠せる3つのアイデア。

日常の空間は生活用品で溢れがち。急な来客時にも役立つ片づけ術を、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに聞きました。
  • 撮影・森山祐子

【洗面所】

1. “生活感のある歯磨き類”は まとめて客用小物と入れ替え。

「歯磨きやヘアスプレーなども来客時には隠したいですよね。これも同じ場所のものは一つのトレーに収納、棚の中の来客用のものと入れ替える、という方法で隠しましょう」。

来客用のアルコールスプレーや、ペーパータオルを洗面棚に常備し、来客時には普段出ているものを来客用品が入っていた場所にしまうだけで簡単に片づく。

歯磨き類は普段から小さなトレーにのせておくと、いざという時にさっと片づけられる。
 ↓

アルコールスプレーとペーパータオルを洗面台に出し、歯磨きのトレーに全てをのせて棚に収納。

【玄関】

2. “収まりきらない靴”は 突っ張り棚に収納する。

「靴箱下に棚を作って、多すぎる靴は隠しましょう。突っ張り棚でネット検索するとすぐ見つかるはず。靴箱の下にスペースがない場合、靴箱の扉裏側にファイルボックスを吊るし一時的に靴を入れるという方法もあります」

靴箱の横幅に合わせて、突っ張り棚を設置。一時避難としておすすめの隠し場所。

3. “玄関周り”は実は死角。 出かける前のものはここに。

「生活用品は隠したいけれど、出かける時に必要になるものは、わかりやすい場所に置いておきたい。私は玄関ドアの内側にひっかけるようにしています。ドアの内側は、入ってくる人の目にあまり触れないもの。さらに玄関正面に絵を飾ると、目線がそこに集まるのでおすすめ」

貼って剥がせるテープでフックを設置し、毎日使う新しいマスクや鍵などをひっかけておく。
壁紙などを傷めずきれいに剥がせる"コマンドタブテープ"。インターネット等で購入可能。

本間朝子さんの片づけのポイント

「私自身、家事と仕事の両立がうまくできなくて、片づけも収納もすごく苦手だったんです」と本間朝子さん。
「片づけに時間を取られたり、慌ててしまってどこに入れたかわからなくなるのは、私もしょっちゅうありました。そこで、時間を取られず、楽に片づけられる方法を模索してきました」

本間さんの片づけのポイントは、

1. 隠せる場所やアイテムを確保する。
2. 小物類は布を使ってすっきり。
3. ばらばらの場所にしまわない。

この3つだという。

「後でわからなくならないよう同じ場所のものは一つにまとめる、これが実は大切です」

本間朝子

本間朝子 さん (ほんま・あさこ)

知的家事プロデューサー

メディアやセミナーを通して、時間と労力を省く「知的家事」を提唱している。8月26日に『60歳からの疲れない家事』(青春出版社)が出版予定。

『クロワッサン』1075号より

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