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ゲッターズ飯田さん、運気の上げ方教えてください!

独自の占いで6万人以上の人を無料で占い、開運に導いているゲッターズ飯田さん。運を上げる日々の心がけを具体的に指南します。

撮影・青木和義 イラストレーション・樋口たつ乃 文・森 綾

ゲッターズ飯田さんは「五星三心(ごせいさんしん)占い」で、これまで多くのことを言い当て、たくさんの人を導いてきた。飯田さんの占いでは、どんな人も幸運な時期は周期的に決まっているという。

僕の占いは12年の周期で、そのうち4年しか良い運気の時期がありません。しかも何もしなくても絶好調な時期はそのうち2年で、後の2年は種まきの時期。絶好調の2年にしても、その前の年までにどんな準備をしてきたかで、その人が得る幸運は変わってきます」

なるべくなら、その絶好調の2年に開運を思いきり収穫(活用)したいところ。そのために必要なのは、まず自分の本来の欲望を知ることだそう。

「運を良くするためには、まず素直な自分になり、自分が本当に幸せを感じるのはどういうことかを知ること。つまり、自分の欲望を知ることです」

人には本来、5つの欲望があるという。自我欲、創作欲、支配欲、食欲・性欲、金銭欲・財欲。

「不運だと感じるのは、本来自分にない欲に振り回されるとき。自分の心が変わることもあれば、他人(ひと)から押し付けられることもあるでしょう。でもそのとき本来の欲と相手の欲を理解できたら、不運の正体も納得できるはず」

自分の欲望が叶えられやすいのは運がいいとき。ここでは行動あるのみ。

「運がいいなと思ったら、決断と行動を心がけてください。それによってさらに物事が運の良いほうへ動きます。逆にうまくいかないと思ったら、自我を抑えて他人の喜ぶことをし、良くなるときに向けて勉強をすることです」

「運が悪い」と思っても、そこで何もしなければ、運が良い周期に入ったときに、その実感を得ることはできない。

「今の幸運は不幸の始まりかもしれないし、今の不運は幸運の始まりかもしれない。そして、運の良い悪いは、瞬間瞬間にぐるぐると回っている。それが、僕の“運”に対する考え方です。結局、一人ひとりが『何を幸運としてそれをどう感じ、生かすか』にかかっているのですから」

「運がいいなと思ったら、決断と行動を。悪いときは下積みを。」

ゲッターズ飯田さん、運気の上げ方教えてください!

運は「ポイント」と同じ。小出しにしては貯まらない。

運はポイントを貯めるのと同じように貯まっていきます。どのようにしたら貯まるのかというと、徳を積むことです。

徳を積むとは、人から感謝されるようなことをしたり、相手を立てて感謝したりすること。ところが「こんなにしてあげたのに」と、恩着せがましくなると、貯まった運はゼロに戻ってしまいます。誰かのためにとやってみたものの、その人の期待に応えられない結果になっても、役に立とうと思った気持ちは運のポイントになります。

例えば、その運のポイントは1000貯まれば使えると思ってください。ところが、999ポイントのところで恩着せがましくなったり、人を妬んだり、感謝を忘れてしまったりすると、そこで運はゼロに戻ってしまいます。

人間は、999ポイントで息切れしやすくできています。あとひと息のところで運を逃す人はたくさんいる。見えないポイントを大事にしましょう。

よく「最近、宝くじ、100円当たりまくって運がいいわ」とか「ジャンケンだと負けないから運がいい」とか言う人もいますが、そんな小出しな運の使い方をしていては、1000ポイントは貯まりません。そういう人は大きな幸運には巡り合えないのです。

大きな開運には時間がかかります。安直な手近な運の良さを求めず、本当の、大きな開運を目指しましょう。

挨拶をきちんとする。

最近「妻に無視される」という相談が多いのですが、人を無視するというのはもっとも運を下げる行動です。無視する人はいつか自分も無視される人。誰も助けないし、自分のことも「無私」しているのです。そのままでは、ろくな死に方をしませんよ。

運を上げるには、まず元気に挨拶をすること。成功している人は、久しぶりに会った人には自ら名乗って挨拶する人も多い。「以前、〇〇でお会いした△△です」というように。お互いに名前が出てこないで気まずい思いをするよりも、先に名乗ってくださったらどれだけ相手はほっとするでしょう。それも一つの思いやりです。

「おはようございます」「こんにちは」「ありがとうございます」「おつかれさまです」。家族であれ、ご近所であれ、職場であれ。元気に笑顔で、はっきりと挨拶をする。それが人と人との間を良くします。運は人が連れてくるもの。まず人と人との良いコミュニケーションが、良い運を呼ぶのです。

向こうが挨拶をしてくれない場合も、笑顔で挨拶をすると運気が上がる。
向こうが挨拶をしてくれない場合も、笑顔で挨拶をすると運気が上がる。

運が悪いときほど笑顔になれ。

嫌なことがあったり、運が悪いと思ったときほど、笑顔になってください。スキップをしたり、鼻歌を歌うのもいいでしょう。スキップしたり鼻歌を歌ったりしながら、もう死んでしまおう、なんて思わないでしょうから。

「運がいい、悪い」は、実は心の動きと結びついています。どちらも絶え間なく動いていて、変化し、同じであることはありません。つまり、自分の心をコントロールできれば、運も動かすことができるのです。

運がいいな、と思ったとき、自分はどんな顔をしていますか。泣き顔でも怒った顔でもなく、笑顔でしょう?

だから、まず心を動かして笑顔を作ってしまうのです。すると運も良いほうへ動いていきます。

笑顔になれる方法は、人それぞれ持っているでしょう。笑い合える友だちがいれば最高ですが、お笑いを見たり、気持ちのよい場所を歩いたり。自分が笑顔になれる方法をいくつか持っておくことも運を良くするコツなのです。

つらいときほど、もう一度会いたいと思われるような周囲を明るく照らす笑顔で。
つらいときほど、もう一度会いたいと思われるような周囲を明るく照らす笑顔で。
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