豚肉とズッキーニ、にんじんのごま和え【重信初江さんのレシピ】
撮影・土居麻紀子 文・森本亮子 構成・中岡愛子
栄養価の高い黒すりごまを使ったズッキーニの新活用法。
「食欲がなくても豚肉をさっぱりと楽しめます。ズッキーニはピーラーでリボン状にして瞬間茹ですると、味がなじみ食感が楽しいのでたっぷり食べられますよ」
【材料(2〜3人分)】
豚ロースしゃぶしゃぶ肉 120g
ズッキーニ 小1本(約150g)
にんじん 1/3本(60g)
A[黒すりごま 大さじ2 醤油・砂糖 各小さじ1)]
【作り方】
1.鍋に湯を沸かす。ズッキーニ、にんじんはピーラーでリボン状に剥き、湯にくぐらせるように茹で、ザルにあげて冷ます。
2.1の鍋をごく弱火で熱し、豚肉を1枚ずつ入れ、白くなるまで茹でる。ザルにあげ、粗熱が取れたら水気を切り、半分にちぎる。
3.ボウルにAを合わせ、1、2を加えて和え、器に盛る。
※冷蔵庫で2日間保存可能。
「和え物は生でよし茹でてよし、おかずにもメイン料理の付け合わせにもつまみにもなり、野菜を大量に摂れて体が整います。夏野菜が旬を迎え、食欲が落ちやすいこの時季にぴったりです」と重信初江さん。
“和える”利点は調味料がなじんで味がよくなることだが、塩茹で・塩揉みしたものは食材から水気が出て味がボヤけやすいため、味付け前に水気をしっかり取るのが仕上げのコツだ。
「白和え、ごま和え、酢の物など、日本の和え物は調理法も食材もバリエーション豊かで、作り方も簡単。他国で感動した和え物には玉ねぎ、トマト、きゅうり、レモン汁がよく入っていましたが、スパイス使いに食文化が顕著に表れて面白い。意外と身近な食材と調味料でできますよ」。
『クロワッサン』1071号より
広告