乾物やチューブ入り調味料を使い切りたい…など、台所の食材〝もやもや〞解消アイデア集。
調理道具がすぐ出てこない、たわしに詰まるゴミが気になる……。そんな毎日の台所仕事にありがちな、小さなストレス。とっておきの解決法を、食品ロス削減アドバイザーで冷蔵庫収納家の福田かずみさんと文筆家の山本ふみこさんが教えます。
文・新田草子
【食材】モヤモヤ度が高い食材のムダ。使い切りのコツは?
(もやもや1)使いかけのドレッシングがドアポケットを占領。
●肉をマリネして焼く。
余ったドレッシングは、肉の下味に。酢の効果で肉が柔らかくなり、旨みも増します。鶏肉300gなら大さじ2杯が目安。好みで塩やにんにくを加えても。和風やフレンチドレッシングは特によく合います。(福田さん)
(もやもや2)使っていない乾物がいっぱい。
●一緒に使うしいたけと昆布、削り節は同じ容器に。
しいたけと昆布は適当な大きさに割り、削り節は出汁パックに詰めて、同じ容器に。一度で取り出せて使い忘れを防げ、省スペースにもなります。水とともに無印良品のジャグに入れて、冷蔵庫へ。(山本さん)
(もやもや3)チューブ入り調味料を使い切りたい。
●無印良品のシリコーンミニスプーンが便利。
本体をカットして中身をさらうときに重宝するのが、無印良品のシリコーンミニスプーン。先のわずかな丸みで、径の小さなチューブの内側もきれいにぬぐえます。瓶入りの調味料にも大活躍。(福田さん)
(もやもや4)生クリームが少量余ってしまった。
●瓶に入れて泡立てて保存。
電動泡立て器のビーターを片方だけ使って泡立てます。瓶の中だと少量でも泡立てやすく、冷蔵庫に入れたあとも中身が見えるので使い忘れを防げます。フルーツに添えたり、だれてきたらコーヒーに加えて。(福田さん)
(もやもや5)ジャムの使い終わり、 瓶に残った分がもったいない……。
●ヨーグルトを入れる、とっておきのお楽しみで解消。
瓶の内側のくぼみにたまったジャム。取り切れないけれど、捨てるのはもったいない……。そんなときはヨーグルトを入れて、最後のひとさじまでおいしくいただきます。私のとっておきのお楽しみです。(山本さん)
『クロワッサン』1067号より
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