くらし

野菜を干からびさせてしまう…など、冷蔵庫の〝もやもや〞解消アイデア集。

調理道具がすぐ出てこない、たわしに詰まるゴミが気になる……。そんな毎日の台所仕事にありがちな、小さなストレス。とっておきの解決法を、料理家の瀬尾幸子さんと食品ロス削減アドバイザーで冷蔵庫収納家の福田かずみさんが教えます。
  • 文・新田草子

 【冷蔵庫】「入れっ放し」問題、解決のカギは保存方法に。

(もやもや1)冷蔵庫に入れた食べ物をそのまま忘れてしまう。

●中身が見える容器に入れ、日持ちしないものは手前に。

お総菜も保存食も、必ず中身の見える入れ物に。その上で紅しょうがや味噌などは奥に、すぐ食べるものは手前に置きます。自分の記憶力を過信せず、ひと目で分かるようにするのが「ゴミ箱予備軍」を減らすコツ。(瀬尾さん)

(もやもや2)使いかけの野菜を干からびさせてしまいがち。

抗菌密閉容器ナノシルバーネオ[フードコンテナ] 角大(すのこ付) 1,639円(ツインズ TEL.047・449・8380)

●すのこ付きの抗菌密閉容器に集合させて保存。

鮮度よく保てる専用容器に集め、献立作りもここを覗くことから始めます。きゅうりや玉ねぎなどは向きませんが、たいていの野菜に使え、葉物には特におすすめ。ラップ不要なところも高得点。(福田さん)

(もやもや3)冷蔵庫に謎のニオイが充満……。

●ニオイの大きなもとである漬物は袋ごと空き瓶へ。

福神漬けなどの漬物は、袋ごと空き瓶へ。移し替える手間がかからず、雑菌に触れる確率も低くなるので衛生的です。万が一倒れても安心。レトルトパウチのタレなどもこの方法で保存します。(福田さん)

(もやもや4)使い切れない野菜を持て余してしまう。

●新鮮なうちに、塊のまま冷凍保存。

使い切れない野菜は、〝貯金〞する感覚で早めに冷凍します。ある程度塊のまま凍らせると用途が広くなり、冷凍焼けも防げます。キャベツやねぎはそのまま、にんじんや大根は10分ほど解凍すると切りやすいです。(福田さん)

瀬尾幸子

瀬尾幸子 さん (せお・ゆきこ)

料理研究家

「簡単でおいしいのが一番」をモットーに、レシピを発信。台所の整理術でも注目に。「料理中のアクションをいかに減らすかを大事にしています」

福田かずみ

福田かずみ さん (ふくだ・かずみ)

食品ロス削減アドバイザー、冷蔵庫収納家

冷蔵庫をストレスなく使いながら、食品ロスを減らす収納術をアドバイス。サイト「美人冷蔵庫LIFE」を運営。https://reizouko-club.com

『クロワッサン』1067号より

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