台所は仕事場でもあり、1日のうち一番長い時間を過ごす場所でもあるという渡辺康啓さん。去年まで住んでいた福岡の台所は広々としていたが、東京へ戻ってからはぐっとコンパクトに。
「狭くなったぶん、より機能的になったと思います。台所の使い勝手を決めるのは動線だから、引っ越し前からしっかりイメージして今の形に」
シンクの背面のシェルフには出番の多い器や毎朝使うトースターなどを収め、包丁は強力マグネットでレンジフードに。よく使う調味料はコンロの前に並べ、リネンは壁に吊り下げ、いつでも使えるようにスタンバイ。
「作る料理が違えば、使う道具も違ってくる。だから道具の配置はしょっちゅう見直して。台所は常に居心地よく、使いやすくしておきたいと思います」