ひじき、切り干し大根の副菜の冷凍で、月に約272円おトク!
撮影・山本康典 文・田辺 香 ※食品の価格は編集部調べ。
ひじき、切り干し大根
伝統的な副菜を常備できる安心感。【1人あたり月に約272円おトク!】
「自然解凍し、鍋で煮返すとよりおいしい。2週間冷凍保存できます」
●ひじきの五目煮の材料200g366円。切り干し大根煮の材料200g234円。市販品同量の相場はひじき煮390円、切り干し大根煮278円。月4回作った場合、計272円の節約になる。
ひじきの五目煮
ひじきを油揚げや大豆などとだし汁で煮て金属トレイで冷凍。
切り干し大根煮
切り干し大根をにんじんなどとだし汁で煮て金属トレイで冷凍。
岩崎啓子さんの冷凍テクニックに欠かせないのが金属トレイ
岩崎啓子さんは、食材の作り置きや冷蔵・冷凍保存による節約術の草分け的存在。
「とはいえ実はどんぶり勘定の人間なんです。そんな私でも少し考えて保存してみたら、案外節約できたんですよね(笑)」
肉や魚は週に1、2度スーパーでまとめ買いを。野菜はその都度買い足していく。
「頑張って保存したけど、冷凍焼けでロスになる食材もある。まめに使い切ることが大事です」
岩崎さんの家庭料理は毎日食べても飽きない定番の味付け。ひとつから簡単に習慣化できる。
「欠かせないのが金属トレイです。急速冷凍すれば食材を新鮮に保存できるし、時短につながります。節約できる金額でいえば、たとえば豚かたまり肉は月に1人あたり800円程度だけれど、4人家族に換算すれば4倍になります。続けていくことで、いつの間にかコツコツ節約できていますよ」
節約 POINT●平たい金属トレイで食材を急速冷凍。
「食材を金属トレイで急速冷凍すると、金属の熱伝導率で、冷凍時間が短く済みます。基本的に食材を薄くカットする、平らにのばすなどして保存します」。
急速冷凍により、解凍しても鮮度が保たれ、食感と旨味が損なわれない。
『クロワッサン』1069号より