「とりあえず置く」から汚部屋に…。モノの一時避難場所のアイデア集。
撮影・青木和義 構成&文・堀越和幸
床に散らかるおもちゃ
【掃除機をかけたい時も、これなら手っ取り早い!】
床に広がる子どものおもちゃ。
「レジャーシートの上で遊んで、終わったらシートから箱にザーッと流すのも知恵ですが、その進化版といえるのがこのおもちゃマット」。
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周囲に巡らされた巾着状の紐を引っ張れば一網打尽にまとめられ、床もスッキリ。
「最近はさらに箱付きタイプのものもあるようなので、ネットなどをチェックしてみましょう」
外から帰ってきた時の上着
【よく活躍する上着は、しまわずに扉に掛ける。】
まだ寒さが残る春先。厚みのあるコートをいちいちクローゼットに戻すのは意外に難儀。
「そんな時に便利なのがドア専用のフックです。これなら椅子に置くくらいの手軽さで、見た目もうるさくない」。
いったん戻ったけど、また出かける、そんな時にもありがたみを実感。
広げっぱなしの勉強セット
【食事の時にはこれでテーブルをリセット。】
ダイニングテーブルはみんなが使う。みんなが使うからそれぞれのものが散らかる。
「たとえば子どもの勉強道具なら、写真のような取っ手付きのケースが便利。単品でなくセット単位で一気に片づくから楽なんです」。
邪魔なものを端に寄せて食事、ではやはり味気ない。
収拾のつかないコード類
【こんがらがってイライラ、もこれでおしまい。】
デジタル時代の今は、イヤホン、スマホ、PCのケーブルと部屋はコードだらけ。
「形が不規則でまとまりづらいのがストレス」。
そこでおすすめなのが、高さのある半透明の容器にしまうという技。「簡単にまとめて入れやすいし、何があるかすぐわかる点もおすすめです」
床に積み上げた雑誌
【フットワークも軽くラクラク移動できる。】
ふと気づくと床に山になっている雑誌。そんな人にはキャスター付きのワイヤーバスケットが有効だ。
「雑誌は意外に重いので、これならいざという時に手軽に移動できて便利です。雑誌のほか、空気清浄機やパソコンの外付けハードディスクにも使えますよ」
テーブルに散らかる筆記用具
【普段ちょくちょく使うものに、さっと隠せる場所を。】
ダイニングテーブルや机の下にはデッドスペースがある場合が多い。「それを利用した、取り付け式の小型引き出しです。筆記用具やメモなど、出しっぱなしでもいいのですが、ここにさっと避難させるだけで机がきれいになります」。引き出しは工具不要の、粘着テープで貼り付けるタイプ。しまうもののジャンルを分けて、複数使いも便利そう。
デスクを埋める小物
【省スペースで、充電もしつつ、スッキリ見せる。】
スマホにタブレットに充電器に腕時計……あちこちに散らかりやすい小物。
「とりあえずどこかに置いては忘れるから、探しがちなものでもありますよね」。
本間さんの解決策は写真の有孔ボード。
「スタンド式で使うので場所もとらないし、インテリアにも馴染みます。配線はボードの裏に隠して、充電しながら飾る、の気持ちでいきましょう」
『クロワッサン』1065号より
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