くらし

10分で片づく家にするために、1日1カ所、7日間のプログラム。

10分あればすっきり片づく家にするための下準備。片づけのネックになりやすい7つの場所を、1週間かけて整えよう。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・板倉みきこ

「ものを減らすことだけが片づけの正解ではありません。あなたが好きなもの、必要なものはそのまま温存し、“整える”だけでもいいんです」(整理収納アドバイザー・中山真由美さん)

とはいえ、整え方にはコツがある。中山さんが掲げるポイントは5つ。

「1つ目は、ものを収める枠を設けること。2つ目は、ダイニングテーブルなど広い面がある場所は、できるだけその“面”を見せること。3つ目が、高さや色を揃えるなど、見た目の美しさに少しだけこだわること。4つ目は、かさばるものはなるべくかさを減らすこと。そして家の中の空間を活かして収納場所を増やすこと、の5つです。

これらを意識して整えれば、見違えるほどスッキリした印象に変わります」

今回は夫妻と小学4年生の双子で暮らす読者の家を、7日間で整えることに。

「1日30分程度の片づけです。ここをクリアすれば、なんとなくものを置くクセが改善し、たとえ散らかっても10分で元どおりにできる家を維持できます」

使った収納グッズはコレ

(A)整理ボックス クラネ ロータイプ ホワイト 399円(ニトリお客様相談室 TEL.0120・014・210〈固定電話用〉 TEL.0570・064・210〈携帯電話用〉) 
(B)くつした整理カップ S4個組、M3個組、L2個組 各165円*編集部調べ(イノマタ化学 www.inomata-k.co.jp) 
(C)シュースペースセーバー 6個入り ホワイト 2,200円(ライクイット likestore.like-it.jp/) 
(D)スッキリまとめ隊 110円(キャンドゥ www.cando-web.co.jp

[DAY1]ものを移動して整えて。 洗面所の印象が激変。

初日に手がけるのは、スペースが限られていて物量が少なく、自分だけの判断で片づけられる場所。今回は洗面所に決定。

「狭いスペースにものがぎっしり、しかもなんとなく置かれていて、よく使うものとそうでもないものが混在して使いにくい状態です。
まずは歯磨き関連、夫、妻のものなど種類別に分け、置く場所を確定。よく取り出すものは直置きでもいいのですが、高さを揃えたり、まっすぐ並べて。それだけで整然と見えます。
使う頻度が低く、細々としたものはBの容器に種類別に入れて奥に。グラスなども容器に使い、見せる収納の質も上げました」

洗面台脇にあるタオル入れの棚の上には、香水瓶がバラバラと直置きに。それらを浅めのトレーにまとめて奥に置くと棚上の面が空き、同じ物量でもスッキリ見える。香水瓶のデザインの美しさも際立つように。常にここで使用するわけでないメガネケースは寝室に移動。

扉のない洗面台脇の棚になんとなくものを入れた結果、ごちゃごちゃした印象に。ものを用途別に分け、使用頻度によって置く場所を決め、整然と並べるだけで見た目が激変。下の棚にあった、ストックを入れたクリアケースは洗面台下に移動し、より見た目の美しさを優先。

置きっ放しのアクセサリーの数が多いので、よく使う一軍のみに厳選。きれいな容器にまとめ、棚の最下段に。残りは寝室に移動。

[DAY2]キッチン作業台を整理し、 作業スペースを確保。

夫のサプリや食べかけのお菓子などを置いたキッチンの作業台。ザルや空き缶、タッパーなどの入れ物にそれぞれものを入れているがまとまり感はゼロ。

「直置きにしてあるものも多く、総量はそれほどでもないのに、ごちゃごちゃして見えます。また、収納容器の数が多く、デザインに統一感もないのでさらに雑然としたイメージに。
サプリのグループとお菓子のグループに分類し、それぞれを入れる箱(A)を用意しましょう。真っ白な箱に覆われることで、主張が強いバラバラのデザインが隠れて、見た目がスッキリします。
また、丸い容器はデッドスペースが増えるので、収納上級者向きのグッズ。使うなら一つに絞るのが得策です」

収納グッズの数を減らし、デザインも統一。ものを入れた容器を端に寄せて作業スペースを確保。容器の取っ手口を壁側にして置くことで、見た目のスッキリさもアップ。お菓子の丸い空き缶は別の用途に使い、ザルだけを残して果物などを置く場所に。炭酸水を作るボトルは、使う頻度が低いので棚に移動。

(上)サプリ類は全て夫のもの。ここで朝晩飲んでいるので、置き場所としては最適。ただ、枠があれば「適量は枠内」と整理整頓を促せる。
(下)お菓子の包装は意外とかさばるので、袋ものは口を折り返してクリップで留め、余分な包装は捨てたりすると空間を有効活用できる。

[DAY3]家族が使うダイニングは スッキリ収納で心地よく。

子どもの勉強、夫妻の仕事、そして食事と多目的で使うダイニングテーブル。使ったものはきちんと収納場所に戻し、広い面が常に出ているようにしたいもの。

「お子さんのために用意したボックスには、今は〝ただ入れればいい〞とゴチャッと詰め込んだ状態。2段あるので、1人1段の枠を与えると〝自分の場所は管理しよう〞という意欲が芽生えます。
また、参考書やワークノートは教科別に分けて揃えると見た目も良く、本人たちも使いやすいことが分かるはずです。細々としたものを入れておける箱(A)も用意してあげましょう。ただ、ここに置いておくべきものか否かは本人たちに決めさせ、必要ないものを移動させるのがポイント」

小4の双子の勉強道具を入れておけるよう、もともとあったのが2段の収納ボックス。二人のものが混在し、細かいものは突っ込むだけだった状態(右)から、ものの量は変わっていないのに、種類別に本を並べ替えて整えただけで見た目が激変。上下段を個人のスペースに使い分けることにした。

(右)この場所で使うものを箱にまとめ、枠に入りきらないものは移動させる、処分する、というクセを子どものうちから習慣化させる。
(左)バラバラに入っていたプリント類は種類別にラベルをつけたクリアファイルに収納。子どもにも分かりやすい仕組み。

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