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江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

社会状況とともに、家での過ごし方が大きく変化する昨今、いま問い直すのは、生き方そのものかもしれません。
東京から熱海に居を移して2年余りとなった江原啓之さん。
家事をこなし、自然のなかで丁寧に暮らすその日常には生きるための土台を整える、ヒントが詰まっています。
新たな年に始めたい、家と自分の整え方を聞きました。

撮影・小川朋央 文・やしまみき

江原啓之さんに聞く、2022年の心構え。

江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

コロナ禍と言われて久しい今、新しい年を想像しても、不安が先立つばかりかもしれません。
でも最初に申し上げたいのは、未来は何も決まっていないということ。そして「備えよ、常に」という言葉です。

私はその年を表すワードを講演会などでお伝えしていますが、それは心構えをするためです。「こういう傾向になりやすいですから、備えをしっかりしましょう」と。準備を怠らず、自らで運命を切り拓くがごとく行動すれば、どんな未来も良きものにできます。

2022年に関して言えば、ワードは「亀裂」。言葉だけ聞くと、厳しい年になりそうだと思うかもしれませんが、慌てないで。亀裂にも「良い亀裂」と「悪い亀裂」があるのです。

良い亀裂というのは、亀裂から明るい兆しが見えること。亀裂をきっかけにガラリと状況が変わるかもしれませんが、心機一転ととらえれば前向きに進めます。

一方で悪い亀裂というのは、今までくすぶっていたものが亀裂から吹き出すこと。例えば、たまりにたまった不満が出て夫婦が別れるなどは、人間関係における悪い亀裂と言えそうです。

土地の亀裂、地震も注意したいですね。必要なのはもちろん備え。家具の固定や備蓄の確認といった防災はもとより、家の新築や購入を考えている人は地盤調査をしっかりするなど、念には念を入れるといいでしょう。

今回は「家と自分の運気を整える」というテーマですが、防災などの現実的な行動は運気を上げるための必須条件なのです。

例えば家の掃除をするときも、「心地よくこの家で過ごせますように」という思いを込めながら行うと、その良きオーラが家に付着します。
これをオーラマーキングといい、家の浄化につながります。家や家族を守るための防災という備えも、良きオーラマーキングなのです。

亀裂によって、これまでかかっていたモヤが晴れていくでしょう。その先に見える未来を明るいものにするためには、今を地道に生きること。まずは土台となる日々の暮らしを整えることから、始めませんか?

江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

1.散歩で 無心に。

自宅近くにはスピリチュアリズムの学びの場『楽舎』もある。
自宅近くにはスピリチュアリズムの学びの場『楽舎』もある。

家と自分の運気を整えるために大切なキーワードは、9つあるという。江原さんの日常を追いながら、そのキーワードを教えてもらおう。まず1つめは「散歩で無心に」。

「散歩は、すごくいいカウンセラーなんですよ。私もこう見えて、思い悩むことはあるんです。何か重要な判断をしなきゃいけないとかね。
そういうときには、まず散歩。散歩が一番なの!
散歩をしていると無心になって、モヤモヤしていた気持ちがガラッと変わりますよ。行く前に思い悩んでいたことが、帰ってくる頃には『あぁ、たいしたことないな』と思えたり、いろいろな答えが出たりね」

毎朝、起きたらすぐに愛犬の紀州犬・大我くんを連れて、1時間ほどかけて歩く。坂の多い熱海の散歩で足腰が鍛えられたという。

「少々の雨だったら、犬にカッパ着せて、自分もカッパ着て、行っちゃう。雨でも行ったほうが気持ちいいから。
朝ってすごく重要ですよ。人生の縮図が一日にあるような気がするんです。生まれて、生きて……と。だから朝は生まれ変わってリスタートするような気持ち。昨日がイヤな日でも、朝、散歩に行けば、新鮮な気持ちでまた一日を始められるんです」

江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

2.朝の掃除と水仕事。

江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

「部屋が片づいていないと、心の整理はできません。無心になり、生まれ変わったような気持ちになるという点で、掃除も素晴らしいカウンセラーです。だから朝の掃除をしないと、生まれ変われないような気がして気持ちが悪い。それくらい掃除は欠かせません」

仕事場もあるためかなり広いが、廊下や部屋全体に掃除機をかけ、さらに雑巾がけも。雑巾は使い古しのタオルを再利用。
とくにフローリングでは、水で濡らした雑巾を絞り、モップの先にセットする雑巾モップを使う。

「雑巾がけは必ずします。掃除機で取りきれない汚れを水拭きするという現実的な意味もありますが、自分が禊ぎしたような気持ちになれるんです。
禊ぎというと水を浴びるイメージでしょうが、そんな苦しいことをする必要はありませんよ。
例えばトイレ掃除の仕上げに、水を流したときの爽快感。心まできれいサッパリ、まさしく禊ぎでしょう? 
家事は水仕事が多いですが、視点を変えればすべてが禊ぎのチャンス。お皿洗いだって『やらなきゃ』と思うとイヤですが、禊ぎと思えば早くキレイにしたくなります。
子どもが水遊びをするのは情操教育になるそうですが、水に触れる家事も同じで心が安定する作業なんです」

毎日きっちり、隙間まで丁寧に。「私、掃除の鬼なんで!」
毎日きっちり、隙間まで丁寧に。「私、掃除の鬼なんで!」

3.部屋の模様替え。

2022年のワード「亀裂」を、あえて良い意味で利用する方法があるという。それが3つめのキーワード「部屋の模様替え」だ。

「例えば引っ越しや移住をすると、環境だけでなく人間関係も変わりますよね。それまでのしがらみを捨て、生まれ変わったような気持ちになるでしょう? それって、いい意味で亀裂を入れることだと思うんです。
とはいえ引っ越しや移住は簡単にはできません。そこで今こそ、部屋の模様替えで心機一転です! 
手始めにお花を飾ってみてください。スピリチュアルな視点から言えば、花にはエナジーがあって、生けるだけで部屋の気の流れがガラリと変わります。
また、試してほしいのが布での模様替え。例えばソファに布をかけたり、テーブルクロスを替えたり。布は大きめのストールや手芸屋さんで買ったものでかまいません。カーテンの買い替えは大変でも、布をクリップで吊すだけで雰囲気は変わります。
布を選ぶポイントは色。色にもエナジーがあるんです。元気がほしいなら赤やオレンジなどの暖色系、落ち着きたいなら青などの寒色系というように選んでみて。日当たりの悪い廊下も、明るい色のストールを壁にかけるだけでパッと明るくなりますよ」

毎日みずから掃除するほか、仕事スペースもあるため週に1度はスタッフと窓拭きなど大掃除を欠かさない。
毎日みずから掃除するほか、仕事スペースもあるため週に1度はスタッフと窓拭きなど大掃除を欠かさない。
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