くらし

卵を愛するツレヅレハナコさんの5つのとっておき卵レシピ。

茹でた卵にひと工夫、半熟卵の一品、ご飯もの……。ツレヅレハナコさんが、テーマ別に大好きな食べ方を披露。卵料理の奥深さに開眼必至です。
  • 撮影・新居明子 構成と文・新田草子

「 各地のおいしい卵レシピに夢中です。 」

物心ついた時から卵が好き、という生粋の卵ラバーのツレヅレハナコさん。卵料理のレパートリーは数知れず、旅先で感動して覚えたひと皿も多い。例えばスペシャリテのブリックは、チュニジアで出合った味がベース。

「パリッとした春巻きの皮と、卵のとろとろ感が最高の組み合わせ。中身はラムのひき肉とじゃがいもなどでもおいしいですよ」

もちもちとした食感がユニークな台湾風お好み焼きは、現地の家庭で教わったもの。和風トーストサンドは、敬愛する京都の喫茶店の名物トーストを、小さい頃から慣れ親しんだ味付けの卵焼きでアレンジした。普段からよく作るという肉巻きゆで卵も、今回はコチュジャンを絡めて韓国風に。

「ゆで卵は8分茹でが好きですが、二度加熱する肉巻きでは、茹で時間を短めにします」

卵といえば私はこれ、のスペシャリテ、ブリック

「ポテサラを卵と一緒に包み、揚げ焼きに。」

【材料(1人分)】
卵 1個
じゃがいも 小1個
A[ツナ缶 1/2個分(35g)、クミン(ホール)小さじ1/2、塩 小さじ1/4、こしょう 少々]
春巻きの皮 1枚
小麦粉 大さじ1
サラダ油 適量
レモン(くし形切り)1個

【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき、4等分して耐熱容器に入れる。水大さじ2を加えてラップをかけ、電子レンジ(600W)で7~8分加熱する。水分を捨て、フォークなどでつぶしてAを加える。
2.ラップを敷いた皿に春巻きの皮をのせ、対角線で折った時に収まるように、半面に1をのせる。真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れる。小麦粉を水大さじ1で溶いたものを縁に塗り、三角形になるように半分に折る。
3.フライパンに油を約5mmの高さまで入れて熱し、2を入れる。下面が色よく揚がったら裏返し、さらに1分ほど揚げる。器に盛り、レモンを添える。

台湾風牡蠣入りお好み焼き

「先に片栗粉を加えて、もちっとした食感に。」

【材料(2人分)】
卵 2個
牡蠣(冷凍)8粒
小松菜 1株
長ねぎ 4cm
片栗粉 大さじ1
A[ケチャップ 大さじ1、片栗粉 小さじ1、豆板醤 小さじ1/2、水 1/4カップ]
サラダ油 大さじ1

【作り方】
1.牡蠣は塩水(分量外)に入れて半解凍する。小松菜は4cm長さに切り、長ねぎはみじん切りにする。片栗粉に水大さじ3を加えて水溶き片栗粉を作る。卵は溶きほぐしておく。
2.小さめのフライパンにサラダ油を熱し、水気を拭いた牡蠣を入れる。両面を焼き、水溶き片栗粉を回し入れる。1分ほど焼いたら小松菜、長ねぎを加えて蓋をして、1分ほど蒸し焼きにする。
3.溶いた卵を加えて蓋をし、さらに2~3分焼く。中心がほどよく固まったら皿をかぶせてひっくり返して器に盛る。
4.同じフライパンに混ぜ合わせておいたAを入れて温め、とろみがついたら3にかける。

黄身がとろりと流れ出す、半熟卵の幸せ。韓国風バクダン

「おなじみのおつまみはごま油の風味を加えて。」

【材料(2人分)】
まぐろ(赤身、刺し身用)60g
きゅうり 1/2本
長芋 60g
納豆1パック(50g)
温泉卵 1個
万能ねぎ 3本
しょうがのすりおろし 1/2かけ分
しょうゆ・ごま油各 適量

【作り方】
1.まぐろ、きゅうり、長芋は1cm角に切る。
2.器にまぐろ、きゅうり、長芋、納豆、刻んだ万能ねぎと温泉卵を盛り、まぐろにおろししょうがをのせる。しょうゆとごま油を回しかけ、よく混ぜていただく。

肉巻きゆで卵コチュジャン風味

「青じそを中に巻いて焼いても。」

【材料(2人分)】
卵 4個
豚肩ロース薄切り肉 8枚(180g)
A[酒大さじ2、しょうゆ大さじ1、コチュジャン小さじ1、砂糖小さじ1/2、にんにくのすりおろし1/2かけ分]
小麦粉適量、サラダ油大さじ1

【作り方】
1.卵は沸騰した湯に入れて7分ゆで、冷水に取って殻をむく。
2.豚肉2枚で1のゆで卵1個を巻く。同じようにして肉巻きゆで卵を4個作り、小麦粉を薄くまぶす。
3.フライパンにサラダ油を熱し、2を入れて転がしながら全面をこんがりと焼く。混ぜ合わせておいたAを加えて、軽く煮立たせながら全体に絡める。

和風トーストサンド

「のりとかつおぶしがいい仕事をします。」

【材料(2人分)】
卵4個
食パン(8枚切り) 2枚
A[水・みりん各 大さじ2、塩 小さじ1/2]
きゅうり 1/2本
のり(全形) 1/4枚
かつおぶし 1袋(5g)
しょうゆ 小さじ1
バター 5g
サラダ油 小さじ1

【作り方】
1.パンはトーストしてそれぞれ片面にバターを塗る。きゅうりは縦に薄切りにする。かつおぶしにしょうゆを加えて混ぜておく。
2.ボウルに卵を溶きほぐし、Aを加えて混ぜる。フライパンに油を熱し、卵液を一度に入れてゴムベラで周りから混ぜる。パンの大きさに合わせて四角く整えながら、半熟になるまで両面を焼く。
3.パンにかつおぶし、のり、きゅうり、2の卵焼きを順にのせ、もう1枚のパンで挟む。耳を落とし、4等分に切る。

*爪楊枝を刺して固定すると切りやすい。

ツレヅレハナコ

ツレヅレハナコ さん

編集者

食と酒と旅を愛する編集者。冷蔵庫には生卵10個、茹で卵10個を常備。新刊に『SPA!』での連載をまとめた『ツレヅレハナコの旨いもの閻魔帳』(扶桑社)。

『クロワッサン』1052号より

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