物心ついた時から卵が好き、という生粋の卵ラバーのツレヅレハナコさん。卵料理のレパートリーは数知れず、旅先で感動して覚えたひと皿も多い。例えばスペシャリテのブリックは、チュニジアで出合った味がベース。
「パリッとした春巻きの皮と、卵のとろとろ感が最高の組み合わせ。中身はラムのひき肉とじゃがいもなどでもおいしいですよ」
もちもちとした食感がユニークな台湾風お好み焼きは、現地の家庭で教わったもの。和風トーストサンドは、敬愛する京都の喫茶店の名物トーストを、小さい頃から慣れ親しんだ味付けの卵焼きでアレンジした。普段からよく作るという肉巻きゆで卵も、今回はコチュジャンを絡めて韓国風に。
「ゆで卵は8分茹でが好きですが、二度加熱する肉巻きでは、茹で時間を短めにします」