くらし

【和田裕美のお悩み相談】30歳になるのに何も身になっていません。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は長く学生を経験してきて、進むべき道を迷っている女性からの相談です。

<お悩み>

大学院の博士課程に進学するか迷っています。2年で修了できる修士課程を留学も含めて6年もかけてしまっています。6年もかけて、それでも前提とされる知識の量が全然足りません。覚悟や情熱も足りないのに、大学の制度や身内からの支援で環境を与えてもらって、ずるずる続けてしまっているように思えます。今年でもう30才になるのに何も身になっていなくて怖いです。

(あこ/女性/アラサー文系大学院生、既婚、子なし。5年後には子供を産んでいたいです。)

和田裕美さんの回答

あこさんのしたいことはなんですか?

もしかしたら自分のしたいことよりも、周りの期待を優先させてしまっていませんか?とても優しくわがままを言えない方なのではありませんか?

だから覚悟も情熱もないという自覚がありながら6年も続けてきたのです。
逆にこれってすごいことですよね。

だからこそ、私からの提案はその優しさを自分に向けてみてはどうでしょう?ってことです。周囲にもっとわがままになって自分を大事するのです。

本当は何をしてみたいですか?

いきなり聞かれても周りの人を最優先してきた人は、自分の欲求に蓋をして生きているのですぐにはわからないかもしれません。

だからこそまずは今までの6年を振り返って「ここはとても楽しいな」って
思ったことを探してみて欲しいのです。

仮に周りの期待に応えようとやったとしても、6年も続けてきたのです。
周囲の期待のためだけに6年も続けるなんてなかなかできないことです。

だから、おそらくそこに答えがあってそれを糧にして次のステップに移動することができるでしょう。

そして今までの6年間受けた援助に対して「申し訳ない」という罪悪感を捨ててしまってください。
もしかしたら怒る人もがっかりする人もいるかもしれません。
けれど自分の人生は自分でしか責任が取れないのです。

誰一人として責任をとってくれません。

自分とちゃんと向き合って、周囲からの期待や罪悪感は関係なしに自分のしたいこと、わくわくすることに意識を向けてください。

そうした結果「やっぱり進学しよう」と思えば年齢など関係なく続けたらいいのです。やっぱり向いてないなと思えば新しい道に進めばいいです。

この6年はけして無駄でなく必ず役立ちます。
このまま進学しても新しい道を歩んでも、周囲関係なく自分で選んだことであれば、きっと今までにないスカっとした気分になるはずです。

そして覚悟と情熱がやってきます。安心してください。

和田裕美

和田裕美 (わだひろみ)

作家・営業コンサルタント

京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオやNHK Eテレ番組にレギュラー出演など多岐に渡り活動中。代表作に、『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版)、『いざという時に結果を出せる本番力』(ポプラ社)など。学校などで陽転思考の体験授業も実施。公式サイト

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