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【和田裕美のお悩み相談】たばこをやめられません。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は禁煙をしていた時期を経てたばこを吸うようになってしまった女性からの相談です。

<お悩み>

何十年も禁煙していたのですが、たばこを吸う人と仕事をするようになり、仕事もなんだかうまくいかなくなったときに、たばこをもらって再喫煙してしまい、仕事を辞めた今も吸い続けてしまっています。
就職も決まらず家にいることで、吸ってしまいます。
身体に悪いこともわかっているのですが……。
再喫煙は、やめにくくなると聞きましたが、やめたい気持ちを持ちながらも吸ってしまいます。
どうしたらやめられるようになるでしょうか……無理にやめる必要はないのでしょうか……。

(かな/女性/無職の独身40代です。)

和田裕美さんの回答

かなさん質問ありがとうございます!
では、わたしのほうからもかなさんに質問させてください!

「3年後、かなさんはどんなふうな人生を歩んでいますか?」

え、そんなイメージつかんわい!と言わず
こうだったらいいなというイメージだけでも大丈夫です。
その未来にたばこは必要ですか?
別に喫煙者の方もいるのだし、絶対にダメだと決めつけることはしなくていいとは思いますが
はっきりいうと
たばこがない未来のほうが金銭的な負担も少ないし
自分の健康だけでなく一緒にいる人の健康のことを考えると吸ってないほうがいいですよね。

今だけだし、ちょっとだけだし……と許してしまうのが人です。
ダイエットも同じで「今日だけにしよう」と思ってアイスを食べてしまう。
「明日からにしよう」と思ってストレッチをサボってしまう
(私もよくやります(汗))
このとき、人は「目先の欲求」を叶えようとしているのです。
でも、本当は痩せたい。
痩せてきれいになってすてきな恋をしている自分になりたい
これこそが「未来の欲求」です。
この二つの欲求、どちらが勝つかで人生が決まるんです。
だから「今」が未来をつくるんです。

けれどね、
絶対に吸ってはいけないと強く意識をもってしまうと
「吸いたい、吸いたい」と逆に思ってしまうので、
まあ、ちょっと1週間だけやめてみよう、
ちょっとお休みしてみよう、というくらいの気持ちで禁煙してみてください。

それでも、「吸いたい」と思うなら
それ以上に「吸う」ことでストレスが解消され幸せになるのなら
開き直って喫煙者になることです(笑)

えっ、それはいや!と思うなら
明日に先延ばしにしないで「今日から」未来を作ってください。

  • 和田裕美

    和田裕美 (わだひろみ)

    作家・営業コンサルタント

    京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオやNHK Eテレ番組にレギュラー出演など多岐に渡り活動中。代表作に、『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版)、『いざという時に結果を出せる本番力』(ポプラ社)など。学校などで陽転思考の体験授業も実施。公式サイト

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