「自宅で開催している料理教室の生徒さんのほか、撮影や打ち合わせの日も入れると、3日に一度は誰かが訪れます」と言う松見早枝子さん。
「片づけや掃除だけにあまり時間をかけられないので、作業しながら片づけられて、さっときれいにしやすい空間を維持する必要があるんです」
松見さんの片づけ&収納ルールは、〝迷わずひと目でわかる〟こと。
「ワンアクションで欲しいものがすぐ取れるよう、収納場所に奥行きを作らないのが大事。また、見せる場所、見せない場所をしっかり分けて、お気に入りのものを飾る楽しさも味わいます」
この家に住み始めて5年目を迎えた昨年、増え続けた所有物の大掛かりな整理整頓に取り掛かった。
「気に入ったものを買うのが好きな性分。いつしか物が増えすぎて取り出しにくくなり、使っていないものも多々。見直してみると、いつの間にか自分の好みがしっかり定まっていて、今後も使うか、そうでないかをすぐ判別できました」
愛すべきものに囲まれ、随所のディスプレイにも気を配る、松見さんの〝片づけすぎない〟自宅を見せてもらった。