くらし

いろいろあるポイントサービス。何をメインにすればいいのでしょうか?

家計の見直しに大いに役に立ってくれるのが、現金以外の方法で買い物をしたときにたまるポイントの活用。“ポイ活”の達人、紀村奈緒美さんに効率的なため方を聞きました。
  • 撮影・青木和義 文・生島典子

メインのポイントを決める

いろいろなポイントをバラバラにためると使いにくいので、基本的にはメインでためるポイントを1つ選ぶ。決め方は、人それぞれ。おすすめは、契約しているケータイ会社のポイントにするか、自宅近くでよく買い物をする店のポイントにするか、ネットやアプリなどでためやすい普遍的なポイントにするかで考えてみるといい。

「私は<楽天ポイント>をメインにしています。『楽天市場』や『楽天ブックス』で頻繁に買い物していますし、<楽天ポイント>と連携したアプリは種類が多いので、たまりやすいです。使いやすいことも、選択するうえでの条件です」(紀村さん)

メインのポイントを1つに絞ると、そのポイントを効率的にためるためのクレジットカードが自然と決まってくる。「クレジットカードの還元率は0.5%のものからありますが、できれば1%以上のものを選びましょう」(紀村さん)。

企業の勢いや提携の変化などで、ポイントサービスの制度が変わることもある。また、引っ越しや転職などで自宅や会社の場所が動くと、よく買い物をする店が変わる場合も。そのときどきで、便利にためやすいポイントをメインにするのが効率的だ。

決め方(1)契約しているケータイ会社で決める。

【docomo】
dポイント+dカード

ドコモユーザーなら<dポイント>がおすすめ。ポイントをためるだけなら『dポイントカード』。クレジットカードの『dカード』、『dカードGOLD』なら特約店での還元率が高くなる場合が。

【softbank】
Tポイント+Yahoo! JAPANカード

ソフトバンクユーザーなら<Tポイント>。ポイント獲得には『Tカード』。『Yahoo! JAPANカード』はクレジットカードの利用、『Tカード』としての利用のダブルで<Tポイント>がたまる。

【au】
Pontaポイント+au PAYカード

auユーザーなら<Pontaポイント>がおすすめ。ポイントをためる『Pontaカード』。クレジットカード『au PAYカード』の利用や、au料金の支払いでも<Pontaポイント>がたまる。

決め方(2)近くのお店で決める。

【セブン‐イレブン】【イトーヨーカドー】
nanacoポイント+セブンカード・プラス

セブン-イレブンでの買い物が多い人は<nanacoポイント>。ポイントをためて使える電子マネー『nanacoカード』はクレジットカード『セブンカード・プラス』からのチャージでもポイントがためられる。

【イオン】
WAON POINT+イオンカードセレクト

イオングループの店舗利用者は<WAON POINT>。ポイント獲得だけなら『WAON POINTカード』。『イオンカードセレクト』はクレジット、電子マネー、キャッシュカードの機能が一体化。

 

決め方(3)特に決め手がない場合。

【全国すべての人】
楽天ポイント+楽天カード

どこに住んでいても使いやすいのが<楽天ポイント>。ポイントをためて使える『楽天ポイントカード』。『楽天カード』なら、クレジット、電子マネー『Edy』での決済でポイントがつく。

/自分がためやすいポイントをメインにしましょう!\

紀村奈緒美

紀村奈緒美 さん (きむら・なおみ)

ポイ活マスター

広告会社勤務を経て30代後半から不動産経営を学び実践。近著に『ポイ活でおどろくほど得する方法』(あさ出版)。

『クロワッサン』1038号より

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