くらし

香ばしさと深いコク、黒チャーハン【ごはん同盟のレシピ】。

パラパラにしないといけないなんて、誰が言った? 中火でふっくら仕上げるチャーハンは、家だからこそできる手軽なおいしさ。
  • 撮影・黒澤義教

黒チャーハン

牛肉、キノコ、たまりしょうゆの黒色がそそる。香ばしさと深いコクで、おかわり必至。

【材料(1人分)】
温かいご飯200g
サラダ油小さじ2
牛ひき肉50g
玉ねぎみじん切り1/8個分
まいたけ1/2カップ(約50g/ほぐす)
たまりしょうゆ(または濃口しょうゆ)大さじ1
砂糖小さじ1/2
日本酒大さじ1
塩・こしょう各少々

【作り方】
1.
フライパンにサラダ油を入れ、牛ひき肉と玉ねぎみじん切り、まいたけを加え、中火で炒める。
2.フライパンの中心をあけ、ご飯を加える。
3.ご飯に日本酒をふりかけ、よくほぐしながら炒め、たまりしょうゆと砂糖を加えて具となじませる。
4.塩、こしょうで味を調え、火を止める。

*ひき肉は合いびき、豚でも。キノコはしいたけなどでもいいが、まいたけは水分が出ず香ばしさがあるので特におすすめ。

具を炒めたら、フライパンの縁に寄せ、真ん中にご飯を入れるスペースをあける。ご飯は炒めたら具となじませる。

みんなが大好きなのに、みんながうまく作れないと嘆くチャーハン。理由は意外にも、「パラパラにこだわりすぎている」からと、料理研究家のしらいのりこさん。要するに、家庭で本格中華店の作り方を真似するから失敗する。

「ずっと中火で、コゲもつけず、鍋も振らず。家にある手近な材料でも充分、おいしく作れるのがチャーハンのいいところです」(しらいさん)。

家庭用コンロで作るふんわりチャーハンは、毎日食べても飽きがこない。

家チャーハンの ココがいい!

●油の量が調節できる。

鉄鍋ではなく家庭にあるフッ素樹脂加工のフライパンを使うことで、油は少量ですむ。また気分や体調に合わせて油の種類も選べるので、カロリーを抑えることもできヘルシー。

●1品で1食になる。

具材を工夫すれば、チャーハン1品でも充分な1食になる。「リモートワークが続くこのご時世、あれこれメニューを考えるのが大変な日にもおすすめしたい」(しらいさん)

●1人前でもおいしい。

料理は大人数分作ったほうがおいしいと言われるけれど、家チャーハンは別。ここで紹介するレシピはどれも1人前の分量。調理前に全ての材料を用意して作れば失敗知らず。

しらいのりこ、シライジュンイチ

しらいのりこ、シライジュンイチ さん

ごはん同盟

調理担当のしらいのりこさんと企画・執筆担当のシライジュンイチさん夫婦によるフードユニット。近著に『最高のチャーハン50』(家の光協会)が。

『クロワッサン』1031号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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