くらし

家族が風邪に!食器洗いや洗濯するときの注意点は?

掃除や洗濯など家事にまつわる、冬ならではの数々の困りごと。
できるだけラクに清潔に保つための方法を住生活ジャーナリストの藤原千秋さんとナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんにに聞いた。
  • イラストレーション・ヤマグチ カヨ 文・小沢緑子

[冬の困った!]家族が風邪に!食器洗いや洗濯するときの注意点は?

「家族が風邪で寝込んだ場合、ノロウイルスでない限り、食器は一緒に洗って構いません。食洗機を使えば煮沸消毒同様の効果で一石二鳥」(本橋さん)

洗濯もいつもどおりで問題ない。

「布マスクや口を拭いたガーゼやタオルを消毒したいときは、洗濯して干す前にアイロンをかけて」

共用部分については、トイレは排泄物から菌やウイルスが飛び散ることがあるので、便器以外に壁や床も掃除。

「普段の掃除と同じように、重曹水(200mlの湯に重曹小さじ1/2を溶かす)に浸して絞ったクロスで拭く。あるいは、アルコール水(※)をスプレーしながら拭けば除菌もできます」

※除菌用アルコールは本橋さんの場合、水110mlに消毒用エタノール90mlを加えて除菌に適した濃度(35%)のアルコール水を作り、使用している。

食器は食洗機へ。マスクや口拭き用のタオルは干す前にアイロンをかければ消毒になる。

掃除をはじめとする家事の困りごとで、今の時季、一番のキーとなるのは寒さ、と住生活ジャーナリストの藤原千秋さん。

「窓を閉め切りがちな分、家の中にホコリや余分な湿気がたまりさまざまな問題が起こります。また寒いと単純に掃除が億劫になる問題も(笑)」

ただ掃除の常識は変化している。

「掃除機は窓を開けっ放しでかけなくてもいい。窓を閉めて暖房をつけたままのほうが体は動くし、あとからしっかり換気をしたほうが効率的にホコリを追い出せます」(藤原さん)

この冬は掃除をする際に消毒が気になるかもしれないが、ナイーブにならないように、というのはナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさん。

「家庭内は不特定多数の人が出入りする環境ではないので、消毒をしたほうがいいケースはそう多くない。通常のホコリや汚れを取り除く掃除をするだけで、菌の数は減ります。日常の掃除をこまめにすることが先決です」

本橋ひろえ

お話を伺ったのは

本橋ひろえ さん (もとはし・ひろえ)

ナチュラルクリーニング講師

大学で化学を専攻し、企業で合成洗剤製造などを担当。掃除、洗濯、洗剤を主婦目線かつ科学的に解説。近著に『ナチュラルおそうじ大全』など。

藤原千秋

お話を伺ったのは

藤原千秋 さん (ふじわら・ちあき)

住生活ジャーナリスト

総合情報サイト「All About」家事・掃除・子育てガイド。住宅メーカー勤務後、住まいや暮らし周りの記事を執筆。監修本に『家事のきほん新事典』等。

『クロワッサン』1034号より

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