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【和田裕美のお悩み相談】延期になった結婚式に前向きになれません。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は延期になった結婚式をキャンセルすることもできず、気分が落ち込んでしまった女性からの相談です。

<お悩み>

結婚式を12月に控えているのですが、とても憂鬱です。

新郎側の強い要望があり、もともと4月に結婚式を行う予定でしたが、コロナの影響で延期になり12月に行うことになりました。しかし、コロナは収束する気配がなく、まだまだ結婚式を挙げられる状況ではありません。しかし、これ以上延期にすると、日程変更料がかかってしまったり、キャンセルするにも100万円以上ものキャンセル料がかかってしまいます。もうやるしかないんです。もともと呼ぶ友達も多くない私は結婚式そのものをあまりやりたくありませんでしたがこのような状況で余計前向きになれません。私側の出席者は10名程欠席になってしまい、余計気分が落ち込んでいます。一生に一度であろう結婚式、前向きに式を挙げるためにはどうしたらよいでしょうか?

(ゆう/女性/20代)

和田裕美さんの回答

ゆうさん、まずはご結婚おめでとうございます!

こういう状況というだけでなく、
ご自身の出席者がもともと少なかった上に
さらに少なくなってしまうことなどもあって
いろいろと気分が盛り下がってしまうのですよね。

まず、事実から整理しましょう。

●ゆうさんが憂鬱になっても、
 わくわくしても
 12月に結婚式が行われます。

●時期とか招待者に関係なく
 「結婚式」というものは
 ゆうさんにとっても彼にとっても
 とても大事な1日となります。

●新郎側の強い要望という言葉から
 判断すると
 きっと親戚の方などにきちんと
 お披露目をしたいという
 お気持ちがある

●キャンセルすると100万円かかる 

これらの圧倒的な事実があると
「もう仕方ない」となりますよね。
でも、だからこそ
「え、でも私の気持ちはどうなるの?
 一生に一回なのになんか
 気持ちを置いていかれてる」
という心情ではないでしょうか?

だったら気持ちをその「事実」に
乗せていくことです。

そう、やるんです。
決まっているのです。

だからこそ
「どうせやるならもっと楽しもう」と
思ってどーんと受け入れてください。

また、
新郎側のご両親の気持ちを汲んで
「わたしの結婚式なのに……」
という感情をちょっとわきにおいて
「結婚式はお祝いしたい人のために
 するもの」と
考え方を変えてみてください。
「どうせなら
 ご両親をもっと喜ばせよう!」
と思えてきます。

参加される方にも、
めいっぱい楽しんでもらえることが
できないか?考えてみてください。

なにをしましょう?
あ、わたしのほうが
勝手にわくわくします(笑)

そして、こっそり彼にだけ本音を言ってください。

「こんなマイナスな気持ちがありました。
 でも、今はどうせなら
 楽しんでやろうと思っています。
 けれど、この式が終わって
 コロナももっと落ち着いたら
 参加できなかった友人を呼んで
 パーティーを
 私が企画してもいいですか?」と。

結婚式を挙げることができるだけでも
なんというハッピーなことか!!
こんな時期だからこそ
記憶に残る式ができるはずです。

ほんとうにおめでとうございます。

  • 和田裕美

    和田裕美 (わだひろみ)

    作家・営業コンサルタント

    京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオやNHK Eテレ番組にレギュラー出演など多岐に渡り活動中。代表作に、『成約率98%の秘訣』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『人の心を動かす話し方』(廣済堂出版)、『いざという時に結果を出せる本番力』(ポプラ社)など。学校などで陽転思考の体験授業も実施。公式サイト

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