リビング、バスルーム、水回り。適材適所でグリーンを取り入れる方法。
撮影・森山祐子 文・松本あかね 撮影協力・二子玉川 蔦屋家電/リライフスタジオ フタコ(パナソニック)/Cu by uka二子玉川店
室内環境に合ったインドアグリーンを、適材適所で取り入れるには?
家で過ごす時間が長くなると、部屋に居心地の良さを求めたくなるもの。室内環境に適したインドアグリーン専門店『SOLSO HOME(ソルソ ホーム)』の西澤灯さんによれば、「インテリアに緑を取り入れたいけれど、どうしたら?」という相談が以前より増えているそう。
「インドアグリーンは、アウトドアグリーンと比べて、直射日光やデイリーな水やりを必要としない植物が揃っています。家の中のどんな環境に置くかによって、適性のある品種を選べば、手間をかけないでグリーンを楽しめます」
ポイントは適材適所と適切なお世話。「それさえ踏まえたら、あとは『リビングのインテリアのアクセントに』『水回りを清々しくしたい』など、目的に応じて好みのグリーンを選んでください」
[リビングルーム 1]グリーンで 部屋にフォーカル・ポイントを。
【POINT】
・自分で動かせる中鉢サイズから始める。
・キャスター付きなどポットの形状も大切。
● 脚付きポットを使って高さとボリュームを。
フォーカル・ポイントはインテリア用語で「視線の集まる場所」という意味。グリーンをフォーカル・ポイントにすることで、部屋全体に心地よさを作り出す効果がある。「大きな鉢でなくても、脚付きポットを使えば、中サイズでも高さとボリューム感を出すことができ、選択の幅も広がります」。
● キャスター付きの台なら、掃除もラクラク。
掃除のしやすいキャスター付きの台もおすすめ。不在がちの人には乾燥に強く、水やりを毎日しなくてもよいグリーンを。
● 曲がりのある樹形を部屋のアクセントに。
インテリアの一部として、樹形が個性的なものを取り入れる手も。「ソファ脇なら、木陰を作るイメージで枝に曲がりのあるタイプを置いても癒やされます」。日の当たらない場所に直置きするなら、耐陰性の品種を。
[リビングルーム 2]省スペースで変化をつける。
【POINT】
・場所を取らない個性豊かな緑で部屋に彩りを。
● リビングに山や森の景色を。
山の中や森の奥の景色を切り取って、ボトルの中に再現したパルダリウム。家にいながらにして、幽玄な世界観を楽しめると、人気上昇中。日照が必要なため、蓋の裏に豆電球がついた便利な商品もある。部分的に枯れたら店頭でリペアの相談もできる。
● ユニークな形を宙に浮かべて。
狭い部屋でも楽しめると人気のハンギングタイプ。梁、ピクチャーレールなど、しっかりした釣り元を確保して。乾燥に強い品種を選べば水やりの心配もない。
● 本棚、壁、飾り方は自由自在。
空気中の水分を取り入れて成長するエアプランツ。棚に直置きしたり、壁に画鋲で留めたり、他のグリーンにない配置が可能。週に1度は水に浸けて水分補給を忘れずに。
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