あしながさん質問ありがとうございます。
あしながさんよりだいぶ人生の先輩である私から
生きてきた結果の話をするとですね…
実は“やりたいこと”は最初から降ってきたり
目の前にやってくるものじゃなくて
何かをやりながら
「あ、これ好きかも」って見つけていくものなんです。
食べ続けてみたら
「あんがい美味しい」と思うものってないですか?
もしくは
そんなに好きじゃなかったけど、付き合ってみたら
どんどん好きになってしまうとか。
もちろん、最初からやりたいことが決まっている人もいます。
ご両親がお医者さんだからお医者さんになりたい
ご両親がピアニストだからから自分も音楽をやりたい、とか
藤井棋士のように5歳から将棋にはまる、など
身近に環境があったりする人です。
でもそんな人はごく一部。
ご両親がサラリーマンでその仕事がどういうものかを
知らないで育った人のほうが世の中多いし
親が農業ですごく大変そうだから
「農家だけは嫌」という人もいて
大半の人は「やりたいことがみつからない」のです。
ましてや、その仕事が自分に向いてるのかは
まだ大学生ではほとんどの人が見えないはずです。
だから焦らず、いろんな企業さんを見て
そこで働く人が素敵だったり楽しそうな場所を候補にするなど
「なにをしたいか?」よりも
「どんな環境で働きたいか?」から選んでみるのも
いいと思います。
楽しい環境だとどんどん好きになって
「これ天職かも!」と発見できる可能性が高いです。
ちなみに私は営業なんて全くやりたくありませんでした(笑)。
たまたま見た求人の
外資系フルコミッション営業が
なんだかすごい稼げそうだったので
ついついお金に目が眩んで…
ふらっと入ってしまったんです。
けれど一生懸命やればやるほど、その面白さを知って
これって天職かも…と思えるようになったんです。
そしてそこで学んだことを生かして
今では本をたくさん書いています。
人生は「やってみないとわからない」ことだらけです。
そして一回の人生で世界中にあるすべての仕事に就くことは
不可能です。
だから目の前にやってきた「ご縁」を大事にして
それをやってみる。
あ、ご縁はあなたの近くにも転がっていますよ。
好きなお菓子や好きなゲームのメーカー、
よく乗る電車、使っている通信機器、
よくいく牛丼屋、履いているスニーカー…
なぜ、それを選んだ?なぜそれが好き?
そんなことを考えるだけでも興味の幅が広がります。
焦らないでください。
わくわくした未来が待っています。
そのためには
どんなことでも笑顔で楽しくやること。
そうしたらやっているうちに出会えます。