備蓄食を非常時に活かすには普段からローリングストックを心がけること。
「ローリングストックとは、日頃から少し多めに購入した食料や日用品を、日常生活の中で古いものから消費し、その分を買い足す備蓄法。ポイントは備えより消費。普段の食卓で意識的に消費して家族が好む味を確かめ、賞味期限切れをなくしましょう」
習慣にするために3つの見える化を。
「まず、なにをどこに備蓄しているか、家族全員で共有する。子どもや高齢者にも一目瞭然にしておくことが、災害時にも慌てず家族を守るコツです」
次に、食べ方の見える化。
「せっかく備蓄していても、食べ方がわからなければ意味がありません。普段から家族全員で味や食べ方を試し、慣れておく。食べ慣れた味は災害時にも気持ちを落ち着かせてくれます」
さらに賞味期限を見える化する。
「缶詰を購入したら、缶の見えやすい所にすぐに油性ペンで大きく賞味期限を記しておく。被災して気持ちが動転していてもひと目でわかるように。フードロスを無くすことにも役立ちます」
被災リスク分散のために水と食料は複数の部屋に分散備蓄することが大切。