【万能グッズ編】最新版・命を守る“防災セット”。おすすめはペットシーツと新聞紙?
災害時に備えるアイテムは、ふだんから家で使っているものでした! その理由と具体的な用途術を、詳しく解説します。国際災害レスキューナースの辻直美さんに聞きました。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
→ 多用途に使えるものを広範囲で用意しておく。
辻さんの防災グッズの基本は家にあるものを活用すること。
「ラップは食器にかぶせて使えば洗わずに済むし、布ガムテープは油性マジックで伝言を書いて貼り付けることができる。タオルは防寒にもなるし、切れば包帯代わりになって、最後は雑巾としても使えます」
「こんな使い方もできる」という発想が身を助けてくれる。おすすめはペットシーツと新聞紙。
「ペットシーツはレギュラーサイズで380~400mlは吸水できるので、災害用トイレに使えるし、おむつ代わりにもなります。新聞紙も同じ。よく揉んで、体に巻き付ければ暖がとれるし、さまざまな使い道があります」
機能がシンプルなものこそ、アイデア次第でマルチに使えて用途が幅広くなる。
□ ペットシーツ
□ 朝刊 3部
□ レジャーシート
□ タオル
□ 風呂敷、手ぬぐい
□ 45リットルゴミ袋
□ ラップ、アルミホイル
□ 布ガムテープ
□ 油性マジックペン
□ エア枕・クッション
□ 作業用軍手
□ 折りたたみできるシリコンコップ
ペットシーツはレギュラーサイズを20枚。薄くてかさばらない。
床に敷いて荷物を置いたり、耐水性のある大判のレジャーシートは便利。
新聞紙は敷く、包む、覆う、拭くなど、使い道は多様。防寒やトイレにも。
頭に被ったり、首に巻いたり、マスクにしたり、手ぬぐいは自在。
撥水加工された風呂敷があると、雨合羽やストールの代わりになる。
ガラスやがれきでケガをしないよう、ゴムなどで強化された軍手を。
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