腸にいい、パセリともち麦のサラダ【藤井恵さんの香味野菜レシピ】
添え物ではなく、たっぷりと食べたい! の気持ちに応え、料理研究家の藤井 恵さんが主役級にしたレシピを提案。
撮影・馬場わかな 料理&スタイリング・藤井 恵
【 パセリ 】
カリウムと葉酸を多く含む食材は、
女性の体に必須。積極的に摂取を。
パセリともち麦のサラダ
「もち麦は水溶性食物繊維が豊富で、腸にいい最強の組み合わせサラダです。何度作ったかわからないほど大好き! 作り置きにも向くので、朝ごはんにも、おもてなしや持ち寄りにも重宝する食べ方です」
【材料(2人分)】
パセリ(みじん切り)1カップ分
もち麦1/2カップ
パプリカ1/2個
きゅうり1/2本
紫玉ねぎ1/4個
ベーコン2枚
A[白ワインビネガー大さじ1 塩小さじ1/3 こしょう少々]
オリーブオイル小さじ1
塩少々
【作り方】
1.もち麦は洗って鍋に入れ、たっぷりの水と塩を加えて強火にかけ、煮立ったら火を弱めて10~15分茹でる。ザルに上げてさっと洗い、水気を切る。
2.パプリカ、きゅうり、紫玉ねぎ、ベーコンはみじん切りに。
3.ボウルに紫玉ねぎとAを入れて混ぜ、パプリカ、きゅうり、パセリ、もち麦を合わせる。
4.フライパンに油を熱しベーコンを炒め、香りが出たら3に加え混ぜる。
“新薬味”を使う上での注意点とは?
もともと薬味や香味野菜が大好きだという藤井恵さん。
「クレソンやパクチー、パセリなどはβ-カロテンやビタミンCを多く含み、抗酸化作用があります。また、消化吸収促進、食欲増進などの効果も期待できます。これらの香りは精神の安定が得られるとも言われていますし、いずれも食感豊か。セロリを生で食べるとシャキシャキ、玉ねぎをスープ仕立てにしたらトロッと柔らかく仕上がるなど、調理法によって変化する、さまざまなおいしさに出合えるはずです」
これら“新薬味”を使う上での注意点を聞いてみると、
「無意識的に水にさらしてしまうことがあるようですが、それによってビタミンも香りも損なわれてしまうことが。辛味などは空気に触れさせるだけでも飛ぶので、極力水にはさらさないこと。いずれも加熱しなくてもおいしくいただけますし、野菜が摂れるというだけでもうれしいですよね。たっぷり食べておいしく健康をめざしましょう」
藤井 恵(ふじい・めぐみ)さん●料理研究家。体に優しい家庭料理に定評がある。近著に『藤井弁当』(学研プラス)、『藤井恵の腹凹ごはん』(日経BP社)などがある。
『クロワッサン』1023号より
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