熱々でも冷めても美味しい、かつおの梅竜田揚げ【吉田愛さんのレシピ】。
そのまま食べるだけでなく、実は優秀な「調味料」としても活躍する梅干し。味付けの決め手にすれば、暑い夏も箸が進むひと皿が出来上がる。料理研究家の吉田 愛さんに教わります。
撮影・高杉 純 料理、スタイリング・吉田 愛
梅干しの酸味が青魚特有の臭みをやわらげる。さらに梅のさっぱりした風味で魚の持ち味も引き出し、一段上の仕上がりに。
かつおの梅竜田揚げ
梅干しでかつおの生臭さは消え、熱々でも冷めても美味しい揚げものに。かつおをさくで買ってたっぷり作りたい。
【材料(2人分)】
かつお(皮なしの刺身用)1節(約200g)
ししとうがらし適量
A[梅干し(たたく)1個 酒大さじ2 醤油大さじ1]
片栗粉適量
揚げ油(サラダ油)適量
【作り方】
1.かつおは1cm厚さに切る。ボウルにAを合わせ、かつおを入れて絡め、10分おく。ししとうは包丁で切り目を入れる。
2.キッチンペーパーなどの上でかつおの汁気を自然にきり、片栗粉をまぶす。
3.170度に熱した油で2〜3分カラリと揚げ、油を切る。ししとうをさっと素揚げして添える。
吉田 愛(よしだ・あい)さん●料理研究家。料理家アシスタント、東京と京都の日本料理店で修業後、独立。唎酒師として、日本酒に合うおつまみメニューの提案も得意。
『クロワッサン』1023号より