鰯のハーブマリネディープフライ【松田美智子さんのレシピ】
植物を育てるなら食べられるものを、というのが料理好きな人の考え。ハーブ豊かなテラスを実現し、日々の食卓に生かすヒントを料理研究家の松田美智子さんが教えます。
撮影・新居明子 文・板倉みきこ
鰯のハーブマリネディープフライ
爽やかな余韻が魚と合う、フェンネルは根元まで味わって。
【材料(2人分)】
真鰯4尾
A[生姜すりおろし大さじ1、白ワイン大さじ2、塩小さじ1、白こしょう少々]
B[薄力粉大さじ3、カレー粉大さじ1]
揚げ油適量
フェンネル1/2玉
フェンネルの葉先少々
C[オリーブオイル大さじ3、バルサミコ酢大さじ2、醤油大さじ1]
【作り方】
1.鰯の下処理をする。頭と尾を落として内臓を除き、上面に7mm間隔に下包丁を入れる。合わせたAに漬け30分マリネする。
2.鰯の汁気を拭き、合わせたBを鰯全体、腹の中にも丁寧に茶こしでふる。
3.中温に熱した油で揚げ、軽く色づく程度に火を通して一度取り出し、高めの中温の油で2度揚げをする。ペーパータオルで油を切る。
4.同じ油で櫛形4等分に切ったフェンネルを素揚げする。器に鰯とフェンネルを盛り、フェンネルの葉先をあしらう。合わせたCを鰯が熱いうちにかける。
松田美智子(まつだ・みちこ)さん●料理研究家。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師。現代のくらしに応じた、季節の食の楽しみ方を提案。本誌で「くらしの歳時記」を連載中。
『クロワッサン』1021号より
広告