くらし

買うのも、読むのも、難しくありません。大人のための電子書籍入門。

読書の楽しみがさらに広がる、今こそ、電子書籍導入のススメ。
  • 撮影・土佐麻理子 イラストレーション・三東サイ 文・黒澤 彩

そもそも電子書籍ってどんなもの? どうやって買えばいい?

ひとことで言えば、本のページがそのまま電子データ化されたもの。ウェブサイトのようにスクロールするのとは違い、ページをめくる感覚で読める。

買い方は簡単。下のリストに挙げた電子書籍ストアでアカウントを取得して購入すると、専用の電子書籍リーダーやスマートフォンなどの端末に自動的にダウンロードされて、即読むことができる。買った電子書籍は端末に保存されるのでいつでも再読できるし、不要なら削除してもいい。

紙の本と電子版を両方入手できる書籍もあれば、紙のほうは絶版で電子版で復刻した書籍もある。電子版が発売されていない書籍もあるが、電子書籍のタイトル数は確実に増えているので、「読みたいものがぜんぜんない!」という心配はご無用。まずは、いろいろなストアを覗いてみよう。

代表的な電子書籍ストア。

●Kindle
Amazonの電子書籍サービス。アプリの名称であり、専用のブックリーダーの名称でもある。

●Apple Books
iPhoneやiPadなどを購入すると最初から入っているアプリ。無料で読める作品も多数あり。

●Kobo
楽天が運営する電子書籍ストア&専用ブックリーダー。利用に応じて楽天ポイントが貯まる。

●ebookJapan
マンガの品揃えが充実している電子書籍ストア。無料のマンガや、試し読みできる作品も。

●BOOK WALKER
KADOKAWAグループが運営。ライトノベル、マンガ、新書、雑誌などが充実している。

●honto
いくつかの大型書店と連携している。興味に応じて専門家が本を勧めてくれるサービスも。

●紀伊國屋書店(Kinoppy)
電子書籍アプリKinoppyで、紀伊國屋書店ウェブストアの在庫状況も見ることができる。

●三省堂書店(BooKLive!)
人気のコミックをはじめ、小説、実用書など幅広く揃うストア。Tポイントが貯まる。

どうやって読む? 試し読みはできますか?

ダウンロードした電子書籍は、端末の中のライブラリ(=本棚)に自動的に保存される。その書名または表紙をタップして読み始めよう。画面の左端をタップすれば次ページに進み、右端をタップまたはフリックすれば前のページに戻る。基本の操作はこれだけ。

紙の本のように一冊全部をパラパラとめくって立ち読みすることはできないものの、ネットストア上に「試し読み」の表示がある書籍は、目次や冒頭の数ページなど一部をダウンロードして読んでみることもできる。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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