くらし

あなたの「利き脳」は何タイプ? それぞれの性質と行動特性をチェックして片付け方のヒントを探る。

  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・レモン・フー 文・板倉みきこ

2.4つの利き脳タイプ、それぞれの性質の傾向とは?

訓練で変えることが難しく、本質が現れやすい「インプットの利き脳」と、生活環境や仕事で変わりやすい「アウトプットの利き脳」を組み合わせて4タイプに分類。

●右右脳タイプ

インプット右脳/アウトプット右脳

感性鋭く、表現力豊かな直感型。

合理性より直感や感情を重視。流されやすく、優柔不断な一面も。得意なのは、楽しみながらやること。興味が湧かないと持続しないタイプだが、美的感覚を刺激するとやる気アップ。元の場所に戻すルーティンワークが苦手なので、大雑把な仕分けのほうが向く。

●左左脳タイプ

インプット左脳/アウトプット左脳

合理的な思考で、スマートに処理。

何事にもリスクを考える慎重派。計画を立て、着実に遂行することや、家事のようなルーティンワークも得意。持ち物や空間は、デザインよりも機能性と合理性を優先する。ラベリングやリスト管理が好きなので、従来型の片づけ方法が向いているタイプ。

●右左脳タイプ

インプット右脳/アウトプット左脳

理想の自分、空間づくりを追求。

何でも自分で決めたい完璧主義。得意なことは、美しさを追求すること。見た目と実用性のバランスを、どんなシーンでも考えるタイプ。最新アイテムや限定品に弱い傾向も。空間はビジュアル重視で、機能的に片づけることが好きだけど、コツコツやるのが苦手。

●左右脳タイプ

インプット左脳/アウトプット右脳

枠にはまらないマイルールが指針。

人とは違う自分らしさを追求する傾向があり、見た目よりも断然中身を重視。理論的に分析して頭でっかちになりがちだけど、気に入った思いつきはすぐ実行する俊敏さもある。独自の感覚は収納にも発揮されるので、他人の方法はあまり参考にならないことが多い。

3.行動特性をチェック。

利き脳は、環境などによって後天的に変化することも。
そこで、行動特性のチェック項目で後天的な脳の傾向を分析。

3個以上多くついたほうの脳が影響力大。

指・腕組みチェックと異なる場合は、こちらの結果も参考に。

右脳タイプの行動特性

■ 一気にものごとを進めるのが好き
■ 優先順位をつけるのが苦手
■ 柔軟性を好む
■ 見える範囲にものを置きがち
■ 同時に複数のことが実行できる
■ 書類を扱うことに苦手意識がある
■ メモを持たずに買い物をするほう
■ 作業想定時間を見積もるのが苦手
■ マニュアルを見ずにやろうとする
■ ファイリングが苦手
■ 「なんとかなる」と考えがち
■ 人がいたほうが仕事がはかどる
■ 本は飛ばしながら読む
■ ルーティンワークは好きではない
■ 約束の時間に遅れることが多い

左脳タイプの行動特性

■ ものごとをコツコツと進めるほう
■ 優先順位をつけるのが得意
■ 何でも事前に計画を立てる
■ 予定より前倒しして進行させたい
■ 「仕組み化」が好き
■ ルーティンワークが苦にならない
■ 本は飛ばさずに読み進める
■ 予定を見通すことが楽にできる
■ 書類を扱うのが好き
■ マニュアルがあれば、それに従う
■ ひとりで仕事をするのが好き
■ 待ち合わせ時間には遅刻しない
■ ファイリングが好き
■ ものを常に定位置に戻す
■ 一度に1つのことだけをする

※「利き脳片づけ」は坂野登京都大学名誉教授の「しぐさ利き脳理論」をもとに、日本ライフオーガナイザー協会が片づけに応用し、まとめた考え方と手法。

『クロワッサン』1017号より

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