くらし

【山田ルイ53世のお悩み相談】病気の息子の横柄な態度が気になります。

お笑いコンビ髭男爵のツッコミ担当で、作家としても活動中の山田ルイ53世さんが読者のお悩みに答える連載。今回は中学生の息子が病気をきっかけに勉強をしなくなり、言葉遣いも悪くなったことが気に掛かるお母さんからの相談です。
  • 撮影・中島慶子

<お悩み>

中学2年の次男が、中学1年の夏から起立性調節障害になり朝起きられなくなりました。初めは途中から登校してクラブも行っていましたが、中学2年になってからは殆ど行っていません。勉強も遅れるし周りの目も気になると一日中スマホとゲ一ム。
病気の事は先生方もクラスの友達も知っていてみんな優しく見守ってくれています。最近は放課後登校を週に1回頑張って行ってますが、勉強はしない、何か言うとお前は黙れとコトバ使いも悪くなり。

何も言わないほうが自分で考えて行動するでしょうか?  どう接したらいいのか悩んでいます。アドバイス宜しくお願い致します。

(くみまま/女性/保育園で栄養士をしている40代の会社員です。会社員の主人と予備校生の長男と中学2年の次男がいます。)

山田ルイ53世さんの回答

昨年、とある収録に参加した際、「起立性調節障害」のことを知りました。
スタジオで見た取材VTRは、「つい先日まで元気に学校へ通っていた、将来有望なサッカー少年が、ある日突然起きられなくなった。ほどなく、“起立性調節障害”と診断され……」という内容だったと記憶しています。

本当は元気に学校へ通い、勉学や運動に励みたいのに、それが出来ない。
純粋に“体の不調”の話なのに、傍目には“怠け”と映ってしまうことも。
これはしんどい。
勿論、一番歯痒い思いをしているのは息子さんご自身でしょうから、週1の登校でも立派なものだと思います。
……とは言え、“言葉遣い”の件はまた別の話。
彼の心中は重々お察ししますが、放って置けば本人のためにならない。
キッチリ注意したほうが良いでしょう。
何なら、悲しい顔の一つもして、
「傷付いたよ……」
とアピールしてやるのも一興です。
要は、ごく普通に振舞って良い。
スマホやゲームに関しても、時には“キーッと”取り上げるようなこともあって良いのではないでしょうか。

幸い、筆者が勉強した限りでは、この不調は好転するとのこと。
来たるその日に向けて準備をしておきましょう。
「最初の内は、途中からでも登校してクラブも行っていた」、「病気のことは先生方もクラスの友達も優しく見守ってくれている」というのは朗報です。
お医者様と相談し、学校関係にもしっかり甘えつつ、親として適度に口煩く接すれば、それで良いのではないでしょうか。

只一つ。
休む以前と同じ状態に……といった目標を掲げ、“元通り”にこだわるのは良くないかもしれません。
「週1だった登校を週2に」とか、「友達と遊ぶ機会を少し増やす」とか、「週に1日だけ、ゲームをしない日を作る」とかハードルは低く設定し、最低限のラインをクリアすればオッケーとしましょう。
それは息子さんのためというより、相談者ご自身のため。
少しずつです。
親が疲弊し、潰れてしまっては元も子もありません。
ご自愛下さい。

山田ルイ53世●お笑いコンビ、髭男爵のツッコミ担当。本名、山田順三。幼い頃から秀才で兵庫県の名門中学に進学するも、引きこもりとなり、大検合格を経て愛媛大学に進学。その後中退し、芸人へ。著書に『ヒキコモリ漂流記』(マガジンハウス)、『一発屋芸人列伝』(新潮社)、近著に『一発屋芸人の不本意な日常』(朝日新聞出版)。
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