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魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

新幹線開通前は、東京から片道4時間の旅だった。それが今では半分に。富山といえば魚。が、お楽しみはほかにも。1泊で好きになる、この街の楽しみ方。

撮影・青木和義 イラストレーション・おおさわゆう 地図製作・竹中聡司

富山に来たら、ぜひこちらで「食べてかれ!」。

甘エビ、連子鯛(れんこだい)など、旬の地魚10かんにぎりは3,000円。『ミシュランガイド(ビブグルマン)』掲載店。
甘エビ、連子鯛(れんこだい)など、旬の地魚10かんにぎりは3,000円。『ミシュランガイド(ビブグルマン)』掲載店。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
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甘エビ、連子鯛(れんこだい)など、旬の地魚10かんにぎりは3,000円。『ミシュランガイド(ビブグルマン)』掲載店。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

この地を訪れる人は思う。なぜ、金沢ではなく富山なのか、と。『美乃鮨』店主・三島裕起さんの答えは明快だ。

「それは富山が観光向けの商売をしている飲食店が少ないからでは」

ある意味地味。けれどもその奥に隠された本物と出合ったとき、人は富山にやみつきになる。

写真に収めたのは、地魚だけでにぎる“富山湾鮨”だ。店主の説明は鮨についてというよりは、むしろ富山湾について熱い。いわく「湾は山の恵みの伏流水から豊富な酸素と栄養分が供給され、日本海に分布する約800種のうち約500種の魚が生息します」。

10かんで味わう富山の魚の衝撃、これを試さないわけにはいかない。

魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

美乃鮨(みのずし)

富山市丸の内2-3-4 TEL.076-422-3034 富山地方鉄道丸の内駅より徒歩1分。営業時間:11時30分〜14時、17時30分〜21時 日曜・祝日の月曜休。

2代目と店内。
2代目と店内。
料理は上から、富山名物のげんげ汁、刺し身の盛り合わせ、おでん。日本酒は女性に人気の「玉旭エコーズ」も扱う。
料理は上から、富山名物のげんげ汁、刺し身の盛り合わせ、おでん。日本酒は女性に人気の「玉旭エコーズ」も扱う。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
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2代目と店内。
料理は上から、富山名物のげんげ汁、刺し身の盛り合わせ、おでん。日本酒は女性に人気の「玉旭エコーズ」も扱う。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

かの居酒屋探訪家も太鼓判を押す居酒屋の名店。カウンターだけの1階はすぐに満席になるのでご注意を。しかも開店が夕方4時とは、また早い!

「富山は大手企業の出向先がたくさん進出していて、昔から出張族が多かった」と、説明してくれるのは『親爺』2代目店主・桶谷捷二(かつじ)さんだ。

「出張族は東京に帰る前に一杯やりたい。けれども電車の時間を考えるとそうもしてられない」という人たちのために、開店時間を少しだけ前に倒した。

名物はとろろ昆布をかけていただくおでん、黒板には仕入れた旬の魚の料理が日々書き換えられる。家族経営の店は顔が見えて、やっぱり居心地がいい。あっという間に時間が過ぎる。

魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

大衆酒場 親爺(おやじ)

富山市桜町2-1-17 TEL.076-431-4415 富山駅より徒歩5分。昭和27年より続く、魚がおいしい名居酒屋。営業時間:16時〜23時 日曜・祝日休。

高岡の町に開いた、“どこでもドア”の向こう側。

(C)藤子プロ
(C)藤子プロ
14歳の時に描いたとされる肉筆の漫画冊子『妖怪島』。すでにこなれたタッチの作品は116ページにも及ぶ。(C)藤子プロ
14歳の時に描いたとされる肉筆の漫画冊子『妖怪島』。すでにこなれたタッチの作品は116ページにも及ぶ。(C)藤子プロ
藤子・F・不二雄さん。ギャラリーでは1年に1回テーマを設け、原画などを飾る特別展も開催。
藤子・F・不二雄さん。ギャラリーでは1年に1回テーマを設け、原画などを飾る特別展も開催。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
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(C)藤子プロ
14歳の時に描いたとされる肉筆の漫画冊子『妖怪島』。すでにこなれたタッチの作品は116ページにも及ぶ。(C)藤子プロ
藤子・F・不二雄さん。ギャラリーでは1年に1回テーマを設け、原画などを飾る特別展も開催。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。
魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

富山駅から、あいの風とやま鉄道で約20分。大仏で有名な高岡駅に降り立つと、あることに気付く。駅前の広場にのび太の鋳像が並んでいたり、路面電車がドラえもんでラッピングされていたり。そう、高岡は藤子・F・不二雄さんの生まれ育った町だから。

「ギャラリーはF先生の誕生日、2015年の12月1日オープンしました」と『高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー』ギャラリー長の放生稔さん。

館内には作家の足跡を辿る、少年時代の習作や、貴重な生原稿、愛用品などが展示されている。しかも興味深いのは、展示物に付されている説明文はFさんの生前の肉声から拾い上げられているということ。

“子供の頃、ぼくは“のび太”でした”

そののび太に励まされて大人になった少年少女がどれだけいることか。1970年に連載がスタートしたドラえもんは、来年50周年を迎える。

魚、自然、北陸の神秘、富山の休日。

高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

富山県高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2F TEL.0766-20-1170 高岡駅より徒歩20分。営業時間:9時30分〜17時 月曜休。
fujiko-artgallery.jp

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