キッチンの掃除、プロのコツ。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
大掃除を終えて。こんなにきれいになりました。
\チェック!/キッチン
しつこい油汚れが解消。清潔感満点に。
油べったりのレンジフードも、油がはねていた壁もきれいになって清潔感あふれるキッチンに。このままキープしたいという三ツ木さんに小松さんがアドバイス。「油汚れは時間が経つほど厄介になりますから、油はねは調理後すぐにサッと拭いてしまうといいんです。また、油汚れは固まっているので、つけ置き洗いをするときはお湯を使い、ゆるませてから落とすのがコツですよ」
【換気扇】
金属フィルターはあるが、さらに不織布を貼っていてこれまで交換は1年に1回。今回新しく貼り替えたが、今後は1カ月に1回貼り替えることに。
【換気扇部品】
金属フィルターは油でギトギト、うっすら茶色だったが、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをしてみたら、すっかりフィルター本来の色に戻った。
【換気扇部品】
ファンには油汚れがべっとりこびりついていた。油汚れのかたまりをこそげ落として酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いで、ご覧のように明るく。
【壁】
ほとんど拭いていなかった壁の油はね汚れは、油汚れ用洗剤をスポンジで塗布し、ラップを貼り浸透させて拭き取ると、すんなりきれいに落ちた。
【カラン】
水アカだけでなく、レバーハンドルの根元にも汚れがたまっていたが、クレンザーでこすり洗いすれば、水アカも汚れも取れてピカピカに。
【シンク】
黒カビと赤カビが点在していたシンク。台所用洗剤をスポンジにつけて、ステンレスの目に沿って洗うと、瞬く間に光沢を取り戻した。
小松拓也(こまつ・たくや)さん●ダスキン サービスマスター事業部マネジャー。2007年、ダスキンに入社し、ハウスクリーニング事業に従事。現場責任者を歴任後、マネジャーとしてサービス担当者の指導育成を行う、ハウスクリーニングのプロ。
『クロワッサン』1011号より