くらし

【和田裕美のお悩み相談】50を過ぎてから昔の夢を追うべきか悩んでいます。

外資系教育会社でのフルコミッション営業で世界142カ国中第2位の成績を収めたキャリアを持つ和田裕美さんが読者の悩みに答える連載。今回は50を過ぎて今の仕事を捨て、海外に行くべきか悩む編集者からの相談です。

<お悩み>
フリーランスの編集者をしています。おかげさまで、アラフィフの今でも仕事は途切れることなくいただいておりますが、最近、若い頃から夢見ていた海外生活にチャレンジしたい気持ちが湧いてきました。 1年くらい海外で暮らしてみたい、いわば「サバティカル休暇」が欲しいのです。 ただ、行くとなるといま受けているレギュラー仕事を一旦全部断る必要があり(リモートではできない仕事ばかりです)、休暇明けに一から営業のやりなおし、と思うと年齢もあるし、これがリタイアになってしまうかも?という不安があります。 いい年をして自分探しなんて、どうかしている、と思う自分もどこかにいます。和田さんは、50を過ぎてから仕事をリセットすることに関してどう思われますか。また休暇後、仕事にうまく復帰するアイデアなどありましたら教えてください。 (ピーターパン/女性/51歳、独身のフリーランスエディターです)

和田裕美さんの回答

ピーターパンさん、こんにちは。
若いころから夢見ていた生活! わくわくします。
私、こうやってやりたいことを相談されると
全部やれと言ってしまうんですよ。
だって後悔するほど無駄なことないですもん。
ただ、決意をして行動したらもちろん
心配されていることが100%ないとは言い切れません。
だから「夢を追う」には覚悟が必要です。
でもその覚悟で行動するから
きっとわくわくすることが(今は想像もできないくらい)
起こる可能性だってあるのです。

「たとえ帰ってきて仕事がなくなったとしても
 一から営業したらいいんだ。それでも
 一度しかない人生で夢を叶えることができてよかった」と
言い切れる自信があるのなら行ったらどうですか?

もちろんリスクを軽減できることもしておきます。
たとえば今の取引先の会社さんをつないでおくこと。
定期的に(海外から)連絡して情報を送るなどしておく。
もしくは今までの半分でも10分の1でもいいから
何かのお仕事でお手伝いさせてくださいと言って
そうやってリモートで管理できることがないか模索する。
もちろん帰ってからの仕事は、
40よりも50のほうが難しいし、
60や70のほうがもっともっと難しいかもしれません。
ただその1年間で自分磨きを徹底的にして、
いま、フリーランスのエディターさんだったら
その技を、センスを徹底的に磨いていける1年にして
自分の付加価値をあげておけば、年齢は関係なくなります。
だからこそ、海外では
どういう人と出会いたいのか、どういう感性を磨きたいのか?
という明確なゴールを描いていくと、
将来的なお仕事につながっていくと思います。
どうなったかまた教えてくださいね!

和田裕美(わだひろみ)●作家・営業コンサルタント。京都生まれ。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。書籍だけでなくラジオや会員サービス「パワースクール」など各種メディアで情報発信中。代表作に、『人に好かれる話し方』、『世界№2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『人生を好転させる「新・陽転思考」』等。新刊に『稼げる技術』(ダイヤモンド社)、『タカラモノ』(双葉文庫)など。
⇒ 公式サイト

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