くらし

いつものおかずでも褒められる!お弁当、見栄えアップのヒント。

  • 撮影・青木和義 文・長谷川未緒

【!】ヒント1 おかずに合わせてお弁当箱を使い分ける。

お弁当箱に合わせて詰め方を考えるのではなく、おかずに合った形のお弁当箱を。

小判形

丸形や四角いおかずを数種類詰めるときに。

唐揚げや卵焼きといったコロコロしたおかずを複数詰めるときは、小判形や四角いお弁当箱がおすすめ。「おかずを数種類つくりたい方は、ひとつ必ず入れるおかずを決めて、その定位置を定めると、見栄えのいいお弁当が素早くつくれるように」

1.鶏の唐揚げ
大きく見えて、薄く切っているから、揚げる時間の短縮に。

2.ひじき炒め
セロリとベーコンを入れて醤油炒めに。水戻し不要タイプを使用。

3.卵焼き
井上家の定番おかず。必ず入れるおかずをひとつ決めるとラクチン。

丸形

おかずが1種類なら丼風の「のっけ弁」を。

バランスよく詰めるのが難しい丸形のお弁当箱。じつは、おかずが足りない場合に便利なアイテムだ。「丸いからこそ、ただおかずをのせるだけでかわいくなります」。焼き肉丼やオムレツ、ときには焼きそばも。茶色一色になってしまったら、トッピングで彩りを加えて。

細長形

切らずに入れたい長いおかずのときに。

アスパラの豚肉巻きや、春巻き、焼き鮭など、長いおかずには、細長い形を選ぶといい。インパクトのあるお弁当が、簡単にできあがる。「おかずの形に合わせて、ごはんとおかずを左右で仕切ります。そぼろを何色か入れて並べたそぼろ弁当などもおすすめです」

1.焼き肉
ごはんが進むコチュジャン風味の甘辛味。

2.アスパラの豚肉巻き
コンロがふさがっていたら魚焼きグリルで。

細長い形のお弁当箱に長いおかずを詰めるときは、ごはんの詰め方にひと工夫。「ごはんに段差をつけておくとおかずが沈み込みません。底上げするイメージで」

【!】ヒント2 おいしそうに見える詰め方を極める。

スタンダードな小判形のお弁当箱に、ふだんのおかずを詰める方法を詳細解説。

1.【ごはんを斜めに盛る。】お弁当箱の1/3〜1/2を目安に、おかず側に傾斜をつけて、温かいごはんを詰める。「ごはんを冷ます間におかずをつくります」
2.【大きなおかずを入れる。】大葉などで仕切り、唐揚げをごはんとの間に隙間ができないように詰める。「ごはんに寄りかからせるようにしながら入れます」
3.【形の決まったおかずを入れる。】空いた場所に卵焼きを。「深いお弁当箱には立てて、浅いお弁当箱なら横にして入れます。四角いお弁当箱なら角に入れるといいですよ」
4.【常備菜で固定する。】ひじきのように形を変えられるものは最後に。「隙間を埋めるように入れることで、持ち運ぶうちにおかずが寄ってしまうのを防げます」
5.【おかずにトッピングする。】レモンを唐揚げにのせる。動きが出るように盛り付けるのがポイント。「味に影響するので、色味だけでなく量もバランスよく」
6.【ごはんを飾ってバランスを整える。】お弁当箱の縁に沿って、ふりかけをライン状に。「ごはんの飾り方は自由。面積やおかずに合わせて、楽しみながら仕上げます」

『クロワッサン』1007号より

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