手軽に撮れるものの、微妙に残念な写真ばかりを友人や家族に送ってしまう……。といった非礼(?)もスマホカメラの特性を知ることで解決できる。実はスマホに内蔵されているのは準広角と呼ばれる広角レンズ。写真家の小林キユウさんいわく、「使い切りカメラと同じで広い範囲を写すのが得意。旅先の記念写真には最適ですが、被写体に近づくほどゆがんでしまいます。このゆがみをなくすには望遠機能を上手に使いましょう。被写体から離れ、望遠で寄るだけで一気にあか抜けた写真になりますよ」。
さらにより美しく撮るには被写体に対してまっすぐ構えること。画面に出る縦横の線をガイドに水平と垂直を合わせれば簡単だ。そしてもうひとつ、写真映えの秘訣はスクエアで撮ること。
「スマホはとかく縦位置になり、無駄な余白が目につきがちです。ぜひ、スクエアにして被写体をフォーカスしてみてください。構図がビシッと決まります」